「名古屋市内で2番目に高い山」はどこ?
名古屋市民であれば、「市内で最も高い山」と言われたら東谷山(守山区)と答えられる方は多いでしょう。では「市内で2番目に高い山」は何でしょうか?12月6日の『CBCラジオ #プラス!』では、竹地祐治アナウンサーが、この2番目に高い山に登った体験をレポートしました。聞き手は山本衿奈とつボイノリオです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く親鸞山、その名前の理由
名古屋市で一番高い山は、守山区にある東谷山。
そして、2番目に高い山は名東区にある親鸞山(しんらんやま)です。山の高さは111.6m。
竹地「山っていうのか丘っていうのか、微妙なところなんですけど(笑)」
もともと「極楽山」と言われていましたが、ある計画の影響で名前が変わったそうです。
それは、浄土真宗の宗祖とされる親鸞聖人の像を建てること。
この山の頂上から御嶽山が見えたことから、そこに御嶽社を置いて親鸞像を建てることになったのですが、寄付金が思うように集まらず断念。
「親鸞山」の名前だけが残ったということです。
登ってみたら遭難しかけた?
名古屋市に長く住みながら、市内で2番目に高い山を最近まで知らなかったという竹地。実際に足を運ぶことにしました。
猪高緑地の森の集会所 駐車場に停めて歩き出します。
名東区から発行されているマップに従い、駐車場からマップでいう右上の方にずっと行くと、最後の最後に親鸞山があるんだとか。
30分経たないくらいで到着するとの情報でしたが、初めて訪れた竹地はスムーズに行けなかったようで…。
竹地「里山の中、雑木林の中みたいなものですよね。迷って迷って(笑)」
つボイ「遭難しかけた?(笑)」
竹地「そう(笑)Googleマップ見ながら。結局緑地出ちゃって、いろいろやらかし、ようやく辿り着きました」
なんとか頂上まで行けた竹地は、展望デッキから御嶽山が撮影しました。
実際に撮った写真を二人にも見せました。
つボイ「2番目の山とだけあって眺めがいいですね」
山本「もっと高くから見ているような景色に見えます」
全国的には決して高いとは言えない山ですが、さすがが名古屋のナンバー2。登れば絶景が待っていました。
親鸞山を知った店
名古屋に長く住んでいても親鸞山を知らなかった竹地が、この情報を仕入れたのは、行きつけ寿司店だそうです。
竹地が好きな映画俳優・池部良さんのエッセイに「40歳になったら自分のお金で寿司を食べる」と書かれており、その嗜みを実践してみたのがこのお店。
現在は友人らと月に1回程度通っているそうですが、そこで大将に「名古屋で2番目の山、知ってます?」と聞かれ、その存在を知ったそうです。
「こういった人との出会いや話題が自分の血肉になっている」と語る竹地。
竹地「食べ物食べに行ってるというより、そこの空気感とか、そんなものを味わいに行っているみたいなことってあるかなって。感覚的に膨らませる、そういう栄養にするというのはあるな」
歳を重ねる喜び
話を聞いていたつボイも「歳を重ねると違う喜びがある」と意見を述べました。
つボイ「若い頃の奢ってもらえる寿司は、振り返ってみたら自分なりに気を遣っていたわけですよ。
それを省いて、そして自分の金で食えるという喜びを40過ぎて知る、というのは今の言葉に繋がっていくんじゃないですかね」
30代前半の山本は二人の話を聞き、「大人の楽しみ方だなと感じました。今は奢ってくれてありがとう、という気持ちの方が大きい(笑)」と素直なリアクション。
歳を重ねる毎に違う喜びと出会える人生。幾つになっても楽しいものです。
(ランチョンマット先輩)