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道の先が見えないほどの急勾配!あまりの傾斜に思わず覗き込んでしまう「のぞき坂」とは

道の先が見えないほどの急勾配!あまりの傾斜に思わず覗き込んでしまう「のぞき坂」とは

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、由緒も美観も楽しめる東京都の“魅力的な坂道”を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

急勾配すぎて思わず覗いてしまう「のぞき坂」

のぞき坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

豊島区の「雑司が谷駅」南には、都内屈指の急勾配の「のぞき坂」があります。なんと角度は12.6°、勾配は22.3%!あまりの傾斜に覗き込んでしまうことから、「のぞき坂」という名前がつけられたそう。二車線ある坂では、23区内で一番急と道マニアは言います。

のぞき坂の傾斜
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

坂道はアスファルトではなく、コンクリートで造られているのが特徴。アスファルトだと傾斜で流れてしまったり、ローラーで均等に固められなかったりするのだとか。

また、滑り止めの効果があるドーナツ型の窪んだ輪っか「オーリング」が路面にあるのも坂道の特徴です。坂上から見下ろす景色も、坂下から見上げる景色も迫力満点!

低地と台地が織りなす「新助坂」の風景

新助坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

新宿区の「信濃町駅」すぐ北東にある「新助坂」は、1つの坂で2つの世界観が味わえます。

坂上からは電車を見下ろし、坂下からは電車を見上げることができる、かなり高低差のある地形なのが特徴。見る場所によって、道路の重なりや景色が変わって見えます。鉄道を交えた坂上と坂下の風景は、低地と台地が多い東京には非常に多いそう。

夏目漱石ゆかりの「芋坂」

芋坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

荒川区の「日暮里駅」の線路を挟んで南側には、明治時代の文学にゆかりのある坂道があります。かつてあった坂道を切り拓いて線路を造ったため、現在は当時の坂道を見ることはできませんが、なだらかな坂の途中に「芋坂」と書かれた看板だけが残されています。

夏目漱石の著書『吾輩は猫である』にも登場しており、今はなき明治文学ゆかりの坂に思いを馳せるのもオススメです。

静かで趣のある美しい「清水坂」

清水坂
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

台東区にある上野動物園西側の動物園通りを道なりに進むと、曲線が美しい「清水坂」があります。円地文子さんの小説『妖』にも登場しており、ゆるやかなカーブに覆いかぶさるような緑がなんともいえない趣を醸し出しています。

坂名の「清水坂」は、弘法大師にちなむ清泉が坂近くに湧いていたことが由来とされており、由緒・美観ともに楽しめます。

7月4日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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