阪神大震災から30年。その時名古屋のラジオ番組では…
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災から今年で30年。1月17日の『CBCラジオ #プラス!』では、当時朝のラジオ番組『おはよう竹地祐治です』のパーソナリティを担当していたCBCアナウンサー竹地祐治が、当時のことを振り返りました。
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「兵庫県南部地震」により、関西地方を襲った災害は「阪神・淡路大震災」と呼ばれています。
当時東海地方でも震度3から4の揺れを記録しました。
竹地はラジオ番組出演のため、名古屋の自宅を出る直前に揺れに遭いました。
迎えのタクシー運転手と「おかしな揺れでしたね」と会話をしたことを覚えているそうです。
番組は7時から。スタジオにあるテレビで地震の状況を確認しながら放送した竹地。
明け方に発生した地震ですが、放送中にその被害が明らかになっていきました。
ヘリからの現地映像は、火災が各所で発生して街中が煙だらけとなっていました。
竹地はあの光景を今でも明確に覚えています。
震度7の原点は阪神・淡路大震災
各地の震度が属ぞⓀと発表される中、神戸付近だけがしばらく空白のままでした。
というのも当時、震度7は現地調査をしないと出せなかったそうです。
気象庁が現地調査し、最終的に震度7と判定されました。
これ以降、震度7の地震は各所で時々見られるようになりました。
竹地「そういう意味では、大きな地震の災害を踏まえた原点は阪神・淡路大震災になるのかな」
大地震への備え
当時の様子を伝えた竹地は、あらためて震災に対して「心構えもクソもない」と力を込めて語ります。
竹地「『想定外の』ってよく聞くんですけど、大地震の時は想定外が当たり前なので、それすら想定内にしておかないとダメなんだろうなと」
確実に想定外のことが起きるので、地震訓練だけではない何かも起こるという心構えが必要です。
竹地「大地震の備えは想定外すら想定内にということなのかな」
今年に入り、政府の地震調査委員会が、南海トラフの巨大地震が今後30年以内に発生する確率を、「70%から80%」から「80%程度」に引き上げました。
いつ起きてもおかしくない巨大地震。
常日頃から「想定外」に備えたいものです。
(ランチョンマット先輩)