桜エビと白エビ、旬なのにスーパーにないワケとは

月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、旬の食材を紹介しています。4月7日の放送では、名古屋市中央卸売市場中部水産の鬼頭さんが、桜エビと白エビをピックアップしました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くここ数年、水揚げ量は少なめ
静岡県の駿河湾のみ漁が行われている桜エビは、3月後半から6月前半までの春漁があり、夏は産卵期で禁漁です。
その後10月後半から12月後半までの秋漁も行われるので、1年に2回旬が訪れることになります。
富山県の特産品である白エビは4月から始まって11月の秋まで続くので、どちらのエビも今が旬です。
しかし鬼頭さんによると、ここ数年、桜エビも白エビも水揚げが少ない状況が続います。
鬼頭「これからの水揚げに期待したいんですが、なんとも言えないとこです」
昔はたくさん獲れていましたが、温暖化の影響による海の変化で不漁気味が続いているそうです。
白エビがスーパーに見当たらない?
桜エビは赤色の鮮やかなものが鮮度が良く、白エビは艶のあるピンクがかった白色のものがおすすめ。
鮮度が落ちてくると頭が黒くなってくるので、そうでないものを選ぶといいとか。
鬼頭さんのおすすめの食べ方はシンプルに桜エビはかき揚げ、白エビは刺身。
「香りと甘みの味わいを食べ比べするのもいいかも」と話しました。
光山はエビ2種類を事前に購入しようとしましたが、スーパーに白エビがなかった模様。
店員に聞いてみると白エビは鮮度が命で数日で悪くなるため、流通がいい名古屋でもスーパーに置ける日数が旬の時期でさえもわずかなんだそうです。
実際にそのスーパーで置かれたのは、先週2日だけだったとか。
スーパーによって白エビは置いていないかもしれません。
桜エビは干したものが
桜エビは生はなく、干した状態で販売されているもののみでした。
店員によると「生ではあまり置かない」とのことで、光山が購入したのは秋漁で獲って干したものだったそうです。
光山は買った桜エビとタマネギ、ニンジン、大葉でかき揚げを作りました。
光山「桜エビの割合が少ないかなと思いながら作ったんですけどね。揚げて食べると、桜エビの香り、存在感すごいですよ」
干してあるため旨味が凝縮されたのかもしれませんが、桜エビの香りをしっかり楽しめたようです。
ぜひ皆さんも桜エビの香りで春を満喫してみてください。
また、白エビとスーパーで出会えるか、そんな「白エビチャレンジ」もやってみてはいかがでしょうか?
(ランチョンマット先輩)
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