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無骨な感じがたまらない。和歌山県「天然温泉公衆浴場 はまゆ」

無骨な感じがたまらない。和歌山県「天然温泉公衆浴場 はまゆ」

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、温泉好きの高田寛之アナウンサーが全国のおすすめ温泉を紹介しています。1月9日の放送で紹介したのは、和歌山県那智勝浦町にある勝浦温泉の共同浴場「天然温泉公衆浴場 はまゆ」。勝浦温泉の中でここだけが特徴的な湯だそうです。?

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勝浦温泉への道

勝浦温泉は古くからの温泉街なのでいろいろなホテルがありますが、今回高田が紹介したのは共同浴場「天然温泉公衆浴場 はまゆ」です。温泉ファンには有名なところだそうです。

勝浦温泉へは、CBCのある名古屋市中心部から233キロ。
車の所要時間は3時間9分ほどです。
公共交通機関では、JR名古屋駅から特急南紀に乗って紀伊勝浦駅で下車。駅から歩いて15分ほどで所要時間はおよそ4時間です。

「はまゆ」は勝浦漁港の一番入り組んだ場所にあり、浴場内に出入りする時にも磯の香りがするほど海の近くだそうです。

温泉巡りもオススメ

勝浦には高田アナが好きなぬるいお湯で良い温泉が多くあるそうです。
以前このコーナーでは「海のホテル一の滝」「夏山温泉もみじや旅館」「ゆりの山温泉」を紹介しました。

しかしこの日紹介した「天然温泉公衆浴場 はまゆ」はガツンと身体にくる熱いお湯とのこと。

高田「海のホテル一の滝からも歩いて10分ほどです。海のホテル一の滝も日帰り入浴できますので、熱い湯、ぬるい湯を堪能していただくのがいいんじゃないかと思います」

むせ返る香り

浜湯のお客さんはほぼ地元の人。番台のおばちゃんに490円払って入場。
脱衣場はそれほど広くはないそうですが、古くから銭湯にあるような差し込み式鍵の安心なロッカー。

高田「脱衣場から浴場に入る時に、ぜひとも味わっていただきたいのが香り。ガラガラっと開けた瞬間にむせ返るようなゆで卵の香りが来ます」

続けて「富山県の金太郎温泉に入った時のような香りがする」と高田アナ。
一般的に言うと、香りを嗅ぐだけで温泉に来たなあという感じがする、そんな温泉だとか。

熱さが魅力

男女を隔てる壁に沿って、6人入ればいっぱいという大きさの浴槽がひとつ。壁の穴からこんこんとかけ流されているそうで、入ると熱く43度ほどあったとか。

高田「勝浦温泉は無色透明で癖のない湯です。ここは勝浦温泉らしいお湯ですけど熱さが特徴ですね。肌にはしっとりした感じです」

泉質は含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。源泉の温度は45.6度。

夏場は温度調整のための若干の加水があるようです。冬は加水加温なし、塩素消毒なしのかけ流しで入れるそうです。

昭和の風景

壁沿いには洗い場が7ヵ所。もちろんカランから出る湯は温泉。しかしシャワーも備え付けのシャンプー、石鹸もないそうです。

高田「お湯を楽しみに行くわけですから、この無骨な感じがいいんですよ」

男女を隔てる仕切りの壁は、上の部分で開いている作り。

高田「ご夫婦で来ていると思しきおじさんが、女湯の方に向かって『上がるぞ~』。すると向こうから『先上がっといて』。そんな会話がありました」

高田アナが上がって身体を拭いているすぐ横では、帰りがけの男湯の人が、「○○のおばちゃん来てたね、声聞こえてた。よろしく言っといて」と、番台のおばさんに声をかけていたそうです。まさに地元の社交場。

高田「もちろん観光客も入れる温泉ですけども、我々はお邪魔するという気持ちは忘れず、入浴マナーはしっかりと守って入りたいですね」

和歌山県那智勝浦町の勝浦温泉、共同浴場「天然温泉公衆浴場はまゆ」を紹介しました。 
(尾関)
 

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