珍魚「タマカイ」が鹿児島に出現!回転寿司で味わえる巨大な高級魚の正体は?
『つボイノリオの聞けば聞くほど』(CBCラジオ)、音楽を起点に情報やニュースを届ける「トーマスの箱」のコーナー。12月27日の放送では、アニメ『怪物くん』のテーマソング「ユカイツーカイ怪物くん」をBGMに、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、鹿児島市の魚類市場に6年ぶりに揚がった高級魚「タマカイ」について語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くトナカイの次はタマカイ?
リスナーから寄せられたのは、こんな投稿です。
「185cm、118kgの巨大な高級魚が捕らえられました。その名前は『タマカイ』です」(Aさん)
小高「トナカイみたい。トナカイが終わったらタマカイ?クリスマスが済んだばかりだもんね」
つボイ「『トナカイも疲れとるから、俺は今度タマカイを前にして良い子のところに配っていくわ』って」
小高「空じゃなくて」
つボイ「海に行くときは。トナカイは泳げへんもん。空はトナカイ、海はタマカイや」
ゴロはいいですが、意味はわかりませんね。
2m近い巨体の正体
「今月22日に鹿児島県沖で獲れたタマカイという2m近くある高級魚。鹿児島市の魚類市場に上がるのは6年ぶりだそうです」(Aさん)
つボイ「なかなか獲れないということもあるもんですから、珍しいので高級魚なんでしょうね」
「ハタ科の魚だそうで…」(Aさん)
小高「ハダカじゃないよ。ハタ科!」
つボイ「分類すると、魚はみんなハダカなんですけど」
そうです。服を着ている魚は見たことがありません。
「成長すると3mほどになる高級魚で、フィリピン沖などの暖かい海域に多く生息しているとのことですが、22日に甑島沖の定置網にかかったそうです」(Aさん)
甑島(こしきしま)といえば、漫画『Dr.コトー診療所』のモデルになった島ともいわれています。豊かな漁場として知られていますが、このような珍しい魚との出会いに、地元の漁師たちも驚いたことでしょう。
回転寿司でも高級価格
「甘みがあるのが特徴で、1週間ほど寝かせると旨味が増すというタマカイ。県内に5店舗ある回転寿司『めっけもん』で、今月29日から2貫462円で提供される予定らしいのですが、お味はどんなもんでしょうか?」(Aさん)
つボイ「値打ちがわかりましたね」
回転寿司の一般的な価格帯は1皿100円~120円といったところ。2貫で462円というのは、なかなかの価格です。
回転寿司でここまでの価格設定は珍しく、その希少価値の高さが伺えます。
温暖化の影響を心配する声も
また、こういった投稿も寄せられています。
「大きな腹に丸い顔、ハタ科の魚・タマカイ。フィリピン沖で獲れる魚ですが、それが鹿児島で獲れるということは、地球温暖化や海水温の変化があるのでしょうか」(Bさん)
このように、やや心配な考えもあります。
小高「6年前にも1回獲れてるっていうことですから、ちょっと道に迷っちゃ…道?(笑)に迷っちゃった子かもしれない」
つボイ「道?海にも道がありますよ」
ハタみたいな味?
小高「ハタ科だから、ハタみたいな味なんでしょうかね」
つボイ「スズキ目のハタ科にあたる魚です」
小高「漁師さんの網にかかるのは珍しいですけど、海遊館とかの水族館にもいるみたいですよ!」
6年ぶりに姿を見せたタマカイ。めったに出会えない高級魚を、運よく味わえる人がうらやましいですね。
(minto)