名古屋グランパス、3戦連続引き分け!あの選手の復帰で現状打開へ

名古屋グランパスは5月6日の第15節・ファジアーノ岡山戦以降、3試合連続で引き分けが続いています。上位チームとの差が気になるところですが、朗報もあったようです。17日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』では、パーソナリティの城所あゆねが、リスナーの投稿を交えて現地観戦の感想を語ります。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く先制されてゴール裏の声が…
まず11日、アウェイ・サンガスタジアム by KYOCERAで行われたJ1第16節・京都サンガF.C.戦は、1-1の引き分け。またもや勝利とはなりませんでした。
城所「試合内容としては、前半はお互いに得点を奪えないまま折り返し。ただ、私前半はボール保持の時間は少なかったと思うけど、チャンスは作れていたかなと」
試合は後半、先に京都サンガが動きました。
後半25分、サンガのDF宮本優太のシュートがグランパスのDF河面旺成選手に当たり、ボールの軌道が変わってしまいます。それを見逃さなかったサンガのFW長沢駿選手が頭で決めて先制点を許します。
ゴール裏の応援もトーンダウン。こんな時こそ、応援で選手を鼓舞するのがサポーターの役目でもあります。城所は「この状況にもモヤッとした」とのこと。
何とか追いついて引き分けに
グランパスが失点したのは、4月29日のJ1第13節の柏レイソル戦以来3試合ぶり。GKピサノ アレックス幸冬堀尾選手にとってはJ1初失点となってしまいました。
しかし、後半39分に河面選手のロングフィードから、MF菊地泰智選手のシュートこぼれ球をグランパスの頼れるMF稲垣祥選手が押し込み、同点に追いつきました。
城所「このゴール、私もう『うわっ、あっ、おっ!』って感じでした。それくらい、言葉にならないシュートだったんですよ。止められ、防がれ、弾かれ…みたいな。ことごとくゴールに入らないの。でも稲垣選手が最後決めてくれました」
試合はこのままタイムアップ。何とか勝ち点1を手にしたものの、上位に善戦したと言えばいいのか、それとも先に失点したことを反省したほうがいいのか。今のグランパスにとっては、勝ち点3が欲しいところだっただけに、前者かもしれません。
勝ち点1を拾ったことへの評価
リスナーからの意見です。
「京都戦、残念ながら引き分けでしたが勝ち点をゼロではなく1にできたという印象。勝てた試合を落としたという印象ではなかったです。しかし同点に追いついたことで今季初の3選負けなし!です。連勝もしてほしいですね」(Aさん)
確かに負けてはいませんが、ここまで直近3試合の勝ち点上積みは5(1勝2分け)。しかし、連勝となると…。
城所「え、今シーズン3連勝はなし?そうか、ルヴァンカップ+リーグ戦2戦での3連勝はあるけど、リーグ戦3連勝はないのか」
このところベテラン稲垣選手の活躍が目立つものの、反面若手の活躍という点では物足りないのも事実。他にも活躍する選手がどんどん出てきてくれれば、浮上のきっかけになりそうです。
なお、17日にアウェイ・ベスト電器スタジアムで行われたJ1第17節・アビスパ福岡戦も、1-1の引き分けに終わりました。現場から試合終了直後の電話報告をした城所も声が暗め。
「最後の最後、後半アディショナルタイムに決められてドローに持ち込まれました。正直勝てた試合だったなと。勝ち切れたのに…というのが本音です」
これで4戦勝ちなし、18日現在で勝ち点17の18位。また降格圏へ逆戻りしたものの、FWキャスパー ユンカー選手がアビスパ戦に出ませんでしたがベンチ入りしたことは朗報です。
6月1日~10日は、今年だけ特別に移籍市場が開きます。誰を補強するのか、それとも逆に出ていくのか…この戦略が、後半戦に大きな影響を与えるでしょう。
(葉月智世)
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