「イッヌ」と書いてどう読む?不思議なネットスラングの世界
SNSなどでは、「イッヌ(犬)」「ネッコ」「ヌコ」(猫)というネットスラングが使われることがあります。9月24日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、ネットスラングについて三浦優奈が語りました。そのきっかけは、加藤里奈が「イッヌ」を読み間違えたことがきっかけ。果たして正しい読み方とはなんでしょうか?
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「イッヌ」はどう読む?
加藤「私がイッヌと間違えちゃったやつね。だって活字で書いてあるからわかんない」
ネットの掲示板やSNSでは犬のことを「イッヌ」と表記しますが、実は発音する時は「インヌ」だと指摘されたそうです。
三浦「イッヌもネットスラング。ネットスラングとはインターネットスラングの略語で、ネット上の掲示板とか動画のコメント欄で使用されている言葉なんですね」
加藤「私、動画サイトとかあんまり見ないから、マジで知らない世界」
動画サイトでは、ニコニコ動画でネットスラングが出てくることが多いそうです。
一般に浸透した
ネットスラングが急速に広まったのはおよそ20年前のこと。その原動力となったは『電車男』です。
『電車男』は2004年3月、インターネット匿名掲示板「2ちゃんねる」の投稿から生まれ、10月には書籍化。2005年以降は映画化、ドラマ化、漫画化、舞台化など社会現象となりました。
映像作品では、画面上で「キターーー」や「萌え」などの文字が表示されました。
加藤「懐かしい、その時からなんだ」
三浦「あれが浸透したきっかけではあるんですけど、ネットスラングはもっと前からあるのよ」
イヌがイッヌになった理由
改めてなぜ犬を「イッヌ」と呼ぶようになったのか?ネットスラングには元ネタが存在することが多いそうです。
「イッヌ」の場合は諸説あるんだとか。その内の4つの説を三浦が紹介していきました。
まず三浦が有力だと思う説。
三浦「英語で犬ってドッグ。ドッグの小さい『ツ』を犬(イヌ)の真ん中に入れたんじゃないかという『英語日本語ドッキング説』です」
2つ目はネット上でイヌをイッヌと誤表記したのを、面白がって広まったという「間違い広まっちゃった説」。
可愛く表記してみた
そして3つ目は「小さいツを入れるの流行ってた説」。
三浦「ネット上で、ママのことをマッマって言ったりパパのことをパッパって言うのが流行ってた時期にインヌも出てきたんじゃないかという説です」
4つ目は「小さいツを入れると可愛くなる説」。
自分で飼っている犬は可愛くてたまりません。ペットを飼っている方には異論がないはず。
漢字で犬と表記するよりも、小さいツを入れてイッヌにした方が可愛い感じがする?ということから広まった説があるそうです。
三浦「例えばカトリーナさんだと里奈と漢字で書くより、リッナの方が可愛いんじゃない?ということ」
加藤「確かに親しみやすいかもしれない」
これわかる?
最後に三浦から加藤へ、わかりそうでわからないネットスラングクイズ。
ネットスラングで「密林」の意味は?
加藤「わかったかも!WWWで「草生える」って言うじゃん?だから、それが成長して木になって林になって密林。めっちゃウケるという意味?」
三浦「違います。密林は企業の名前です」
加藤「はあ?」
正解はオンラインストアで知られるAmazon。南米のアマゾンは熱帯の密林。そこから企業のAmazonが「密林」と呼ばれるそうです。
その他にも「りんご」はアップル社。「窓」はWindowsのことなんだとか。
加藤「みんな、言葉遊び上手い」
三浦「ネットの人たちって超上手なの。アマゾンって打つよりも2文字短いということで流行っていくんだけどね。みなさんも使ってみて下さい」
(尾関)