平原綾香が告白!松任谷正隆が打ち合わせを切り上げた理由
9月22日、シンガーソングライターの平原綾香さんがCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。10月からコンサートツアー『平原綾香 Concert Tour 2024-2025~The Swinging Classics!』が始まりますが、共同プロデュースを手掛ける松任谷正隆さんとのエピソードを明かします。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くお尻を触るとどうなる?
インタビュー冒頭に、小堀の変化に気づいた平原さん。
平原「前にお会いした時よりもハッピーオーラがあって、何でだろうと聞きましたら新しい家族が」
3月31日に行われた『平原綾香と開く クラシックの扉コンサート2024』で司会を務めた小堀、12月に愛犬を亡くしたことを引きずっていたそうですが、新しい家族を迎えたそうです。
ちなみに平原さんのロサンゼルス在住の姉が飼っているのが大きい犬とチワワ。大きい方の犬もチワワも短毛の犬種だそうです。
平原さんが現在飼っているのはトイプードルでスーパーアフロ。なので毛に沿って撫でた方がいいのか?逆らって撫でた方がいいのか?撫で方が分からなかったんだとか。
小堀「毛を逆撫でされると本当に怒る子いますからね。“神経を逆撫でする”って言うけどこれかな」
平原「お尻から頭にかけてやったら?」
小堀「白目向いてジロッと見るから怒ってるなってわかる」
平原「お尻を触られるのが嫌なんでしょうね。ここからラジオを聞く人は何の話をしているんだって(笑)」
小堀「男女がお尻を触られる話(笑)」
鼓動は誰が決める?
20周年記念アルバム『A-ya!』収録曲「Don't Cry」を聴いた小堀
小堀「ワンコが亡くなって悲しい時があるじゃないですか。僕はこの曲で救われた部分がある」
平原「人が亡くなる、ペットが亡くなる。亡くなるっていったい何なんだろうって未だに考えちゃう」
平原さんの父、平原まことさんはマルチサックスプレイヤーのジャズマンとして活躍しました。2021年11月26日に亡くなっています。
平原さんは、今も母とふたりで「なんでいないんだろう」と話すそうです。
平原「心臓が止まる瞬間って一体誰が決めるんだろう?あと一音、あと一音、あと一音って頑張って生きてるけど誰が決めるんだろうって。私は父自身が決めて亡くなったように思えます」
最後のステージ
ずっと父の病床にいた平原さんですが、レコーディングで外さなければいけない時があったそうです。
1時間ほどで帰って来て、母の呼び声で父のもとに戻った時ところ…
平原「私が来たのがわかったんでしょうね。大きく息を吸って、スーハーって亡くなったんです。絶対私が悲しむと思ったから、私がいるのを確認してから鼓動を止めたんです」
小堀「天晴れなラストステージ。バンマスもされてたので、ここだっていう時に幕を降ろしたのかな。すごいね」
松任谷正隆再び
来月から長いコンサートツアー『平原綾香 Concert Tour 2024-2025~The Swinging Classics!』が始まります。
共同プロデュースを務めるのは、昨年の20周年記念コンサートの演出を担当した松任谷正隆さん。
その松任谷さんの演出で印象に残っていることを語る平原さん。
平原「例えば1曲目、『お父さんとの思い出の曲“Georgia on My Mind”を歌とサックスでやって欲しい』って言われて号泣しました」
自分では選ばなかった、まさかの選曲に、嬉しさ、怖さ、寂しさなどいろんな感情が湧いてきたそうです。
松任谷マジック
平原さんは、父・まことさんが亡くなってから、サックスの音を聴くのが嫌になってしまったそうです。
もちろん自分でサックスを吹くこともなく、ましてや父との思い出の楽曲を演奏するのは恐怖心もあったとか。
平原「自分の父であるけど師匠なので、師匠の十八番の楽曲を吹くべきなのか?みたいなのもあったんですけど、背中を押してもらってできました」
20年間歌ってきた「Jupiter」も曲の並びによって全然違う楽曲に聴こえたそうで、今回も松任谷正隆マジックに期待する平原さんでした。
ケンカは何回?
小堀「ずっとセルフプロデュースだったのに、そこに松任谷正隆さんを持って来たのが面白いんだけど、ぶつかるんじゃねえの?とも思うんだけど」
平原「なんかケンカしそうでしょ?(笑)」
去年初めてタッグを組んだ時に、松任谷さんから「あーやは頑固だろ?俺も頑固なんだよ。だからよろしくな」と言われたそうで、平原さんは「これはやる気だな」と思ったそうです。
しかし、ふたを開けてみたらケンカはなし。
平原さんは自分が嫌になるほど「こだわり症」だとか。
松任谷さんは平原さんの上を行くこだわりがあるといいます。
平原「自分よりも真剣でしつこくやってくれる人なので滅茶苦茶助かってます」
誰もがついて行きたい
平原「この間、すごく素敵なことがあったんです」
ある日のミーティング。議題もまとまってきて、あとはスタッフ面の打ち合わせを残すのみ。
平原「その時に『ちょっと僕、先に帰っていい?由実さんが生姜焼き作っててさ』って。素敵ですよね」
小堀「あのユーミンが正隆さんのために生姜焼きを作る!」
平原「そんな生活感が垣間見れました。私もついて行けばよかった(笑)」
そんなほのぼのとした素顔も覗かせつつ、ステージはとびっきりのプロ。ふたりの共同プロデュースも楽しみです。
平原「人生のいろんなものをスウィングさせたり、クラシックとして奏でたりしていきたい。20年間のチャレンジを、この21年目のコンサートで、また集大成として出せることが嬉しいです」
生姜焼きを食べてからコンサートに足を運ぶと、より一層味わい深いかもしれません。
(尾関)