爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』！今回はハンバーグ専門店「ヒッコリー」の新メニュー開発テストに密着！すると、徹底したこだわりが明らかに！

「ここでしか食べられないメニューを」ハンバーグは45種類以上！

名古屋市名東区に本店を構えるハンバーグ専門店「ヒッコリー」。ヒッコリーを大人気店に引き上げた神田（こうだ）秀人社長は、元々、住宅メーカーの営業マンだったそうです。先代社長の家を建てたことで知り合い、営業手腕を買われて社長に大抜擢。全国各地のハンバーグを食べ歩いた神田社長は、就任直後から大改革を始めたのだとか。

まず、手を付けたのが、当時も看板メニューだったジャーマンハンバーグ。上質な霜降り肉を全国から厳選し、肉の挽き方や配合を変えてとろけるような食感を実現しました。

さらに、ハンバーグのバリエーションを増やしました。現在は45種類以上。チーズ系だけでも、自家製チーズソースをたっぷりとかけた「チーズハンバーグ」の他、チーズの上にさらにチーズソースをかける「プレミアムチーズハンバーグ」、チーズと卵の黄身をのせ、デミグラスソースをたっぷりかけた「チーズたまごハンバーグ」、チーズとベシャメルソースをのせ、デミグラスソースで煮込んだ「グリルハンバーグ」など、9種類もあります。

ハンバーグに合わせるソースも豊富。ジャーマンハンバーグのステーキソースや、ピリッと辛いスパイシーチリソース、甘辛い自家製のテリヤキソース、名古屋ならではの八丁みそソースなど、その数は20種類です。

神田社長は「ハンバーグ専門店ですから、種類が多いのは当たり前。どこでも食べられるメニューではなく、ヒッコリーでしか食べられないメニューを考えて作っている。そういうものを提供するのが使命」と話します。

難関！新メニュー開発テストに密着！1年で３０品以上試作するもメニューになるのは2品ほど

ヒッコリーの新メニュー開発に密着させてもらうことに。メニュー開発を任されているのは、ヒッコリー全店舗をまとめる統括店長の長屋正剛さんただ一人です。これまで「すき焼きハンバーグ」や「みそかつメンチバーグ」など、数々のメニューを開発してきました。1年で30品以上を試作しますが、メニューになるのはわずか2品ほどなのだとか。

秋に向けて提案する新メニューは、キノコがコンセプト。松茸、トリュフと並ぶ世界三大キノコの一つと言われるポルチーニ茸を使った贅沢なクリームソースに、キノコ4種のバターソテーをのせた“キノコ尽くし”のハンバーグです。

商品化するかどうかを決めるのはもちろん神田社長。試食した神田社長は「もうひと味ほしい。でも、おいしい。あとは盛り付け。こんもり系じゃなくて上品系がいいかも」と指摘。おいしかったものの、不合格になりました。

今あるメニューより魅力的でないと合格にならないという難関の新作メニュー開発。神田社長の指摘を受け、長屋さんは、味も見た目もよりキノコが楽しめるハンバーグへ改良を試みます。キノコソテーの味付けやソースの配合、盛り付け方も工夫しました。神田社長の判定は…？

今回は、見事に合格！この秋から、こちらの“キノコ尽くし”のハンバーグが新メニュー「ポルチーニクリームハンバーグ」として登場することに！

神田社長は「おいしいのは当たり前で、メニュー表を見た時や出てきた時に、わーっていうトキメキがないと認知されない。また、このハンバーグを食べに来たいと思ってもらえるようなメニューを心がけています」とポイントを語ります。

今回、難関の新メニュー開発に、入社3年目の屋宜（やぎ）駿斗さんが初めて名乗り出ました。

屋宜さんが考えたメニューは、フレッシュトマトソースのハンバーグ。ソースには生のトマトをふんだんに使い、玉ねぎに白だしやスパイスをブレンド。これまでのヒッコリーにはなかったトマトのフレッシュ感を押し出したサッパリと味わえるハンバーグです。

神田社長のテストに挑みますが…残念ながら不合格。

「トマトのインパクトが少ない。普通のハンバーグで、ときめき感が薄い。もうひとひねりしよう」とアドバイスを受けました。

屋宜さんは試行錯誤を重ね、1週間後に再挑戦！社長のアドバイスをもとに、フレッシュトマトソースの調味料の量、配分を全て変えて、“ザ・トマト”に仕上げました。

果たして結果は…？今度は見事に合格！神田社長も「うまい！トマトがおいしい」と笑顔で絶賛。新メニュー「デリ★トマトバーグ」（本店・大人のヒッコリー限定）が完成しました！

ここでしか食べられないハンバーグを求め、ヒッコリーの挑戦は続きます。

CBCテレビ『デララバ』9月25日（水）放送