こどもが本に興味を持つカギは「ゲーム要素」
文化庁が9月17日、1ヶ月に1冊も本を読まない人が6割を超えたことを公表し、現代の活字離れが深刻化していることがわかりました。スマートフォンが普及している中、こどもたちに本を読んでもらうために親は何をするべきなのでしょうか?9月26日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、CBCアナウンサー永岡歩、山本衿奈、つボイノリオが読売新聞の記事を元に、幼少期の読書について語りました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く活字は読んでも本を読まない
「1ヶ月に1冊も本を読まない」という永岡と山本。
実はつボイ、本は「1年に1冊も読まない」のだそうです。
本人によるとそれには理由があり、ラジオパーソナリティたるもの、朝から外が暗くなるまで投稿をずっと読んでいます。
つまりはつボイはメールの活字を仕事で1日中読み続けているため、自由な時間にさえも活字を受け入れるのは嫌気がさしてしまうということです。
「活字離れはしていない!」と本人豪語はしていますが、本はまた別の話。
新聞、メールは読むけど本は読まない…という人も少なくないはずです。
読書にゲーム要素を取り入れよう!
永岡の娘もスマートフォンばかり見ており、本を持たせていないそうです。
知育としてもこどもには本に親しんでほしいところですが、親はどうしても便利なタブレットに頼りがちになってしまいます。
こどもが本に興味を持ってくれるためには、読書にゲーム的要素を盛り込んでいくことが大切とのこと。
読み聞かせの場合、こどもに間違い探しを提案してみましょう。
まずは一度普通に本を読み聞かせし、2回目にはわざと1回目と違うように読みます。
例えば「青鬼」の部分を「オレンジ鬼」に変えて読む。「1回目と2回目違うところはなんでしょう?」とクイズを出すと、こどもたちは間違い探し感覚で言葉を聞き、本に興味を持てるということです。
ゲーム感覚で楽しめる読書アプリ
他にもゲーム感覚で読書に親しむオンラインサービス『ヨンデミー』が人気です。
5歳~14歳が対象で、こどもの好みや読む力に合わせ、AIが絵本や児童書を紹介します。
本の探し方などを教えてくれるミニレッスンを受けるとスタンプがもらえたり、読んだ冊数が増えるとオリジナル紙芝居のストーリーが増えたりするなどのゲーム要素で、こどもたちは本にのめり込んでいけるという仕組みです。
このようなサービスなどを利用しながら、親はこどもを本から遠ざけないことが大切です。親はこどもが本を手に取りやすい環境作りを心がけましょう。
親が楽しく本を読む姿を見せたり、一緒に図書館や書店に行くことも大切です。
図書委員をしていたつボイノリオ
本をほとんど読まないつボイですが、児童の頃は図書委員だったそうです。
というのも、図書委員の特権で貰えていた、図書室に並べてあった学習月刊誌の付録を楽しみに図書委員をしていたそうです。
つボイ「そういう意味では本に親しんできました(笑)。ただ読解力、理解力は小さい頃の読書力みたいなものが影響してくるかなと思います」
また、つボイが担当していた図書委員は、生徒立ち入り禁止の先生用図書エリアを整理する仕事も担っていたそうです。
つボイが嬉しそうに当時を振り返りました。
つボイ「先生用エリアにしかない『身体の不思議』とかそういう本を見ながら…。その楽しみもありました!」
永岡「あの、デッサン本とか、資料の話ね(笑)」
私は読解力がないものですから、つボイが何を言いたかったのかさっぱり。
(ランチョンマット先輩)