痛すぎる乳がん検査が変わる?新しい検査方法に注目

痛すぎる乳がん検査が変わる?新しい検査方法に注目

日本人女性の9人に1人が、一生の間に乳がんにかかるといわれています。治すためには早期発見が最も大事で、代表的な検査方法がマンモグラフィーと超音波を使用したもの。婦人科検診で受けることが多いのですが、マンモグラフィーはかなり痛いことがネックになっています。7月26日放送『CBCラジオ #プラス!』では、マンモブラフィーに代わる「痛くない検診方法」を山内彩加アナウンサーが紹介しました。

マンモグラフィーがつらい

マンモグラフィーは女性の胸専用となるレントゲン検査で、通常のレントゲン検査では異常が発見しにくいため、特別な方法で行っています。

何も着ていない状態で板の上に胸を乗せて、圧縮板で強くはさまれるというもの。
男性にとってはイメージしにくいものですが、竹地祐治アナウンサーも山内も、同じようにえびせんやたこせんの作り方で例えました。

これがかなりつらく、中には失神しそうになる人もいるぐらいの痛みで、レントゲン撮影をする10秒から15秒ほどは耐えていなければいけません。

これを左と右で2回行うため、1回目で痛みを初めて知った人が、2回目に恐怖を感じてしまうことになることもあり、何度か受けている山内でも、思わず言いよどんでしまうほどつらい経験となっています。

痛くない治療法

23日の中日新聞朝刊に「痛くない乳がん検診」を紹介する、多くの女性にとって朗報となる記事が掲載されました。

その新しい検査方法とは、MRIを使ったもの。

MRIは他の検査でも使われており、竹地はかつて椎間板ヘルニアでお世話になっています。

かなり大きな音をする機械の中に入って検査するもので、大音量の音楽がかかったヘッドホンをしながら受けることが多いそうです。

胸の部分に穴が空いたベッドにうつ伏せになり、巨大な検査の機械に入っていき、15分ぐらい密室状態になった場所で横になります。

マンモグラフィーとは異なり被ばくの心配がありませんが、閉所恐怖症の方は注意が必要です。
ただ、服も着られて恥ずかしくなく、大きな痛みによるつらさがないというのはMRIの大きなメリットでしょう。

負担額はどれぐらい?

自治体が行う乳がん検診はマンモグラフィーが中心で、費用は無料から3,000円程度です。
一方、無痛MRIは自由診療のため検査費用が高く、2万円程度となります。

物価高の割に給料が上がっていないという中で、2万円の出費はかなり大きなもの。「それならMRIでなくても、マンモグラフィーで我慢しよう」という方は多いでしょう。

ただ国の指針によれば、40歳から2年に1度、マンモ検査を受けてくださいと推奨してはいるものの、実際の受診率は47%に留まっている状況。
山内は今後、費用が2万円でもMRIによって受診率がどれぐらい上がるのか、関心があるといいます。

一方で竹地は「岸田首相だったら大盤振る舞いが得意ですから、ひょっとしたら出てこないか、今のうちになんとか押し込めないかというのを期待しちゃいますけど」とコメント。

会社勤めの方々にとっては、「福利厚生の一環としてMRI検診に対応してもらえればありがたい」と力説する山内でした。
(岡本)
 

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