膝治療の最終手段「人工関節置換手術」とは?

膝治療の最終手段「人工関節置換手術」とは?

木曜日の「CBCラジオ #プラス!」は、多治見スマートクリニック整形外科専門医 福田誠先生が膝の治療について紹介しています。7月11日の放送で解説したのは、変形性膝関節治療の最終手段「人工関節置換手術」についてです。

どんな手術?

膝軟骨がすり減った変形性膝関節症の末期の方の最終手段となる人工関節置換手術。
すり減ってしまった軟骨を戻すのは難しいため、手術で人工関節という金属のインプラントで置換します。

関節は体重のショックを和らげる、車でいうところのタイヤの役割です。
そして人工関節はタイヤ交換。

当たって痛かった部分がインプラントでカバーされて痛みが改善する仕組みです。

医師へは早めに相談を

人工関節置換手術は大きく分けて2つの種類があります。

膝の軟骨を全部交換してしまう全人工関節置換術と、内側の痛んでしまった部分だけの軟骨を交換する部分人工関節置換術です。

膝の軟骨のすり減り方や膝の変形の具合によってインプラントを使い分けて手術を行います。
症状が軽い方は部分人工関節置換手術が良く、身体への負担も軽減。

一方、ひどくO脚に曲がっていたり、足が曲げれないほど変形が強い方は、全体の軟骨がすり減ってしまっているので全人工関節置換手術で治療するのがおすすめです。

部分人工関節置換手術の方が手術時間が短く、入院期間も全人工関節置換手術と比べると半分も違います。

福田先生はなるべく部分人工関節置換手術で治療したい思いがありますが、それが適性かどうかは患者の状態次第。
完全に膝軟骨がすり減る前に、早めに医師に相談してくださいね。
(ランチョンマット先輩)
 

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