勝利が欲しいグランパス。選手とサポーターの苦しみはいつまで続く?
名古屋グランパスは7戦連続勝てずに苦しんでします。それでも声を枯らして応援し続けるサポーターたち。ネット上では長谷川健太監督解任論も強くなり始めた今、グランパスの現状は?7月8日放送のCBCラジオ『城所あゆねのグランパスタイム』より。
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6月30日、アウェイのヨドコウ桜スタジアムで開催されたJ1 第21節・セレッソ大阪戦は1₋2で負けました。
城所「これで6戦勝ちなしとうことで、この状況は苦しい」
リスナーからもメールが。
「久しぶりの得点はありましたが、やはり先制点が欲しい」(Aさん)
この意見に同意する城所あゆね。最近の試合は全て先制点を取られ、追いかける展開で苦しい戦いを強いられています。
今回の1点も、後半31分にMF久保藤次郎選手が入れましたが、前半26分と後半20分に得点されてやっと反撃に転じたということを考えれば遅すぎました。
せめて前半のうち、または後半早い時間帯に同点に追いつけたら試合展開も変わったと思いますが…。
反撃に転じるのが後半も終盤に差し掛かる時間帯では、攻撃のタイミングも少なくなるだけでなく、相手も逃げ切るために守備を厚くして攻撃しづらくなるのが王道です。
相手はリードしている分、余裕を持ってますが、負けているグランパスは焦りが生じてミスしやすくなります。
ルヴァン杯準々決勝の相手が決定
一方で何とか勝ち進んでいるカップ戦、ルヴァン杯のプライムラウンドの組み合わせ抽選会が先日行われ、グランパスの準々決勝の対戦相手はサンフレッチェ広島に決まりました。
ホーム&アウェイ形式で行われ、第1戦は9月4日にホーム豊田スタジアム・第2戦は9月8日アウェイのエディオンピースウイング広島で開催予定です。
城所「昨年のグランパスは準決勝で敗退でした。私は優勝を目指していますから、とにかく勝ちにこだわってもらいたい」
リスナーからは「いまのJリーグチームに簡単に勝てる相手はいませんし、絶対に敵わないチームもいないはずです。強敵ですが、相手に不足なし!」(Bさん)との声もあり、サポーターも選手と一緒に戦う気満々。
このまま勝ち進み、決勝は国立競技場で戦えるよう、まずはしっかり勝ってもらいたいところです。
7戦勝ちなしの結果に
そして、リーグ戦に戻ると6日、アウェイの町田GIONスタジアムで開催されたJ1 第22節、首位・FC町田ゼルビア戦は、0₋1で敗れました。
城所「勝てなさ過ぎて、しんどいというより苦しい。選手たちの顔も自信がなさそうに見えて、見るのが辛い」
試合内容については、SNSで「絶望的だ」と語るサポーターもいたそうですが、城所には決して悪い内容には見えなかったと言います。
まだまだ前向きに応援し続けたいと思う一方で、苦しい気持ちがあるのも事実だと城所。
この試合で7戦連続勝利なしとなり、「サポーターにできることは応援し続けることだ」とわかっていても、気持ちが折れるのも仕方ありません。
城所は「選手の笑顔が見たい。そのためにこれからも応援し続けます」と絞り出すように話す様子には、やりきれない気持ちが溢れていました。
SNSでは徐々に長谷川健太監督解任論も強まっていますが、既にリーグ後半戦に入った今のタイミングで解任は非常にリスクを伴うだけでなく、代わりの監督候補を見つけるのは至難の業です。
怪我で離脱中のユンカー選手は「監督だけに責任があるわけではない」とメディアに語るなど、選手たちも苦しい思いを抱えていることが伺えます。
移籍情報では、グランパスから出ていく話ばかり続いており、希望的な話題は今のところないのも心配です。
次の試合は、14日にJ1第23節・ホーム豊田スタジアムで柏レイソル戦。何でもいいから勝ちたい!サポーターの願いは届くでしょうか。
(葉月智世)