負けているときの重い空気を竜のムードメーカー中田翔が打開!チームメイトも「良い雰囲気で次の日迎えられる」と感謝
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
6月16日の放送回で共有したいトピックスは、プロ野球界屈指の人気者でファイターズOB・杉谷拳士さんが2人の推しメン竜戦士に直撃インタビュー。杉谷さんが体当たり取材の相手として狙いを定めたのはかつての師匠・中田翔選手。そしてもう一人は現役時代の最終打席の相手投手だった高橋宏斗投手(※「高」は「はしごだか」)。「侍ジャパンとの試合だったんですけど、その印象がすごく強くて。最終打席が終わった後、高橋宏斗投手が帽子を取って礼をしてくれたんです。それまで喋った事なかったんですけど、あの時に決めました。この選手を死ぬまで追っかけようと!」。杉谷さんの推しメン体当たり取材の1人目は、特別な思いを寄せる竜のエース候補。まずは杉谷さんの念願が叶った高橋宏投手とのインタビューから紹介。
杉谷氏推しメン・高橋宏斗を直撃
杉谷氏:いやぁ、嬉しいわ。
高橋宏投手:こちらこそ(笑)
杉谷氏:いやいや、ほんとうに。どうですか? ここまで。
高橋宏投手:出だしはつまずいたんですけど。
杉谷氏:何でつまずいたの?
高橋宏投手:自分の(イメージの)中にある「こういうボールを投げたい」というものと、実際に投げているボールにギャップがありすぎて。自分の中でもいろいろと迷うところが多かったですね。
杉谷氏:まだ挽回できる範囲だよね?
高橋宏投手:そうですね。規定投球回数も諦めるところではないので、しっかりと狙える数字は狙って頑張りたいですね。
杉谷氏:ドラゴンズの今のチーム状況はいかがですか?
高橋宏投手:全然、雰囲気も(中田)翔さんが加わったことで。
杉谷氏:嘘だね、嘘だね!(笑)
高橋宏投手:いや、本当っス(笑)。めっちゃロッカーみんな明るいっす。翔さんのおかげで。なんかちょっと負けが続いても、良い雰囲気で次の日を迎えられている気がするので。それは首位とそんなに離れていないという事でモチベーションもすごく高い位置にあるので。すごく良い状態ですかね。
杉谷氏:うちの大将(中田翔選手)のモチベーションは大丈夫ですか?ちょっと(顔が)むくんでいたかんじがあったんですけど。
高橋宏投手:フフフフッ(苦笑)。いや、でもムードメーカーというか。
杉谷氏:ムードメーカーなの!?
高橋宏投手:リーダーとしてやってくれています。
杉谷氏:ずっと期待していますので。サンデードラゴンズをよろしくお願いします(礼)
高橋宏投手:サンドラですか?
杉谷氏:サンドラで来てる。
高橋宏投手:あっ、そーなんですか?
杉谷氏:サンドラで今日、来させてもらいました。
高橋宏投手:へぇ、アリガトウゴザイマス。
杉谷氏:これからもよろしくおねがいします
(取材後)
杉谷氏:良かった、嬉しい(笑)。最初嬉しすぎて、何話すのか緊張しちゃった(汗)
杉谷氏推しメン・中田翔を直撃
杉谷さんの推しメン体当たり取材の2人目は、沖縄春季キャンプ以来の再会となる中田翔選手。師弟関係ならではの本音トークが炸裂した内容は以下。
杉谷氏:すぅーごい大将、疲れてますね?(笑)
中田翔選手:試合出てないのに疲れてる(笑)
杉谷氏:出てないからこそ疲れてるんじゃないですか?
中田翔選手:まぁ今はいろいろやっているからな、バッティングは。
杉谷氏:打ち方?
中田翔選手:打ち方?見てたら分かるでしょ?全然違うでしょ?
杉谷氏:右ひじあんなに上げていましたっけ?
中田翔選手:右ひじとかじゃない。お前どこ見てんねん。
杉谷氏:打席に立ってこんなん(こじんまりとした打撃フォーム)やめてくださいよ。ドカンとしてくださいよ。らしくないし。
中田翔選手:うるさいなホンマ、相変わらず。
杉谷氏:めっちゃ見ていますもん、だって。
中田翔選手:色々あんのよ。お前には分からない色々があんのよ。
杉谷氏:さっき高橋投手に大将の事聞いたんすよ。「どんな雰囲気ですか?」って聞いたら、大将めちゃくちゃ愛されていますね。
中田翔選手:あ、そうなの?
杉谷氏:ムードメーカーって言ってましたよ。
中田翔選手:ムードメーカーじゃねぇだろ(笑)。結構、負けている時とかシーンとなりがちだけど、選手は選手で色々気を使うんだよね。空気を読んじゃったりしてるよね。今、大声で喋ったりとかしたらダメだなとか。そういうのがチラッと俺は見えたから。俺は負けたら負けたで仕方なくない?次勝てば良いって話。
杉谷氏:ケガだけしないでくださいね。
中田翔選手:気を抜いたらケガするからね。
杉谷氏:大将、周りから思われているけど、結構おじさんっすからね。
中田翔選手:自分でも分かってるよ(苦笑)
杉谷氏:ずっと応援していますんで。
中田翔選手:頑張るわ。
(取材後)
中田翔選手:え、今お前何やっているの?仕事は?
杉谷氏:こういうお仕事ですね。選手の方々にインタビューを撮らせていただいたり。
中田翔選手:年俸いくらもらってるの?
杉谷氏:年俸っすか、それはもうあの・・・トントンです ※【メモ】杉谷氏の選手時代の最高年俸3500万円(推定)
中田翔選手:じゃあいいじゃん。野球やるより楽じゃない?今の仕事の方が。
杉谷氏:そんなことないですよ大将(苦笑)
中田翔選手:でもそうだろ。野球やってた時のこと考えてみ。プレッシャー、ストレス、色々なモノと戦って、ブーイングもありーの。
杉谷氏:ブーイングもありますねー。
中田翔選手:お前ブーイングはあまり無かったな。笑われている方やん、どっちかと言えば。
杉谷氏:いやめちゃくちゃありましたって。
中田翔選手:ホンマ?
杉谷氏:ハイ・・・
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 大将の本性を引き出す杉谷さん、さすがです。気になるのは・・・
今週のサンドラを観た感想・・・。ドラゴンズに来てからの中田翔選手は優等生な部分だけを見せているようでしたが、杉谷さんとの会話では関西弁でつっこむ一面など久しぶりに荒々しい中田翔選手の素顔が垣間見える貴重なインタビューでした。ドラゴンズは負けがこんでくるとベンチでの会話がしづらい雰囲気があるという事実も衝撃的でしたが、それを中田選手が率先して変えていこうとしている行動が分かったのもイチファンとして嬉しい情報でしたね。
筆者がひとつ気になったのは中田選手の「色々あんのよ」発言。打撃フォームに改良を加えているようなのですが、何か公には話せないような苦悩を抱えている様子。中田選手自身が納得して取り組んでいるのであれば良いのですが・・・。決して万全な状態では無い中でも交流戦で勝利を決定づける一打を多く放った中田選手。リーグ戦再開後はあらゆるモヤモヤを吹き飛ばす猛打に期待です!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)