ドラゴンズの神ドラフト野手最上位!恵体のスラッガー森駿太選手の素顔や目標に迫る!
「とある妄想しがちなファンのドラゴンズ見聞録」
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日午後12時54分から東海エリアで生放送)を見たコラム
夜は冷えた空気を感じるようになったこの季節。最下位でシーズンが終わり、CSや日本シリーズでまだ戦い続けるチームを横目に、いじけてしまいそうな気持ちに浸っていたドラゴンズファンも多いだろう。そんな最中に夢で見たお告げを頼りに井上一樹新監督が引き当てた『交渉権獲得』のくじと、脱臼するほどのガッツポーズにファンの熱気は一気に上昇した。そこからは快調に補強ポイントを抑えつつ、期待の有望選手をしっかりと指名しきって、各評論家のドラフト採点でも最高点を叩き出していた。神ドラフトで野手としては最高位である3位指名の大型高卒ショート森駿太選手の特集。それでは早速振り返る!
スタジオ生出演で、森駿太選手を丸裸に!
先日のドラフト会議で3位指名された森駿太選手。高校通算48本塁打の大型ショート。身長188cm91kgと恵まれた体格を生かした長打力が魅力だ。ドラゴンズの野手陣はレベルアップしているが、得点力不足がまだまだ課題。そこで長打力のある選手が戦力になれば、その課題解決に近づくだろう。
森選手「自分の長打力を売りにして、ホームラン王だったり、その先の日本代表だったりを含めて長く愛される、長く応援される選手になりたい。」
横浜市出身で、小学1年生から父親の影響で野球を始めた。高校は横浜の名門桐光学園高校で入学時には大学進学を決めていたが、ある出会いによって転期は訪れた。
森選手「高校一年生の冬に外部から増田コーチが来てプロを目指すきっかけになった。(大学卒業となる)『4年後にプロに選ばれる保証はない。勝負できるときに勝負した方がいい!』と言われプロ志望に変えた。気付かされて、自分の力を信じてあと1年半しっかり頑張ってみようと思った。」
強く影響を与えた増田仁コーチは当時の森選手についてこう語る。
増田コーチ「素質を見たときに、大学進学はもったいないと話をして、『高卒プロを目指さないか』と自分がここに来たときに一番最初に彼と話しました。(素質のどこにピンと来たか?)それはもう身長ですね。それを最大限に活かしてあげたいと思った。彼に賭けたいと思った。」
二人の目標が一致し、試行錯誤の日々が始まった。朝から晩まで、土日も試合前に朝来て、試合後も夜まで練習とつきっきりで鍛え上げられた。結果、入学時には50キロしかあげられなかったベンチプレスが今は100キロになるなど大きな成長を遂げた。その積み重ねが結実しドラフト指名を勝ち取り、『増田コーチなしでは自分の今はない。』と断言した。甲子園出場はならなかったものの、高校時代の努力にはっきりと自信をもって、目標を語った。
森選手「甲子園に出場した選手に負けないように、ある意味一番下から始まるプロ野球なんで、下剋上というか自分の力を信じて行けるところまで行ってみたい。そんな気持ちです。」
そんな森選手の普段の表情をチームメイトに聞いてみると…『リーダーシップのある選手で、背中でもチームを引っ張る』『頭が良いので勉強を教えてもらった』『芸能人でも活躍できるようなお笑いのセンスがある』など、様々な面での人柄がチームメイトに嬉しそうに語られていて野球以外でも人を惹きつける魅力を発揮しているようだ。またセールスポイントは『恵まれた体格を生かした長打力』。山田久志氏も『身体のこなしも良く、これ以上鍛えなくても良いほどの体格』と絶賛するほど。精神面でもプロに入ってバッターとしての成長をしたいという意欲と静かに燃やす負けん気の強さが垣間見えて頼もしい限りだ。高校生ながら、プロ入りの覚悟を若くから持っており、落ち着いた振る舞いを見せる森選手。サンドラが入団後ドラゴンズでしたいことを森選手に直撃した。
Q.話してみたい選手は?
森選手「石川昂弥選手、細川成也選手。自分は左バッターですけど、スラッガータイプでプロの球に対しても、力強いスイングで芯をしっかり当てられるバッティングについて聞きたい。」
Q.つけたい背番号は?
森選手「61。中学校の時のクラブチームでつけていた番号が61なので。ご縁があるから付けたいなと。」
Q.獲りたいタイトルは?
「ホームラン王。」
ニックネームは『もりしゅん』、マイペースな性格で自分がやりたいことをやらないと気が済まないタイプとのこと。弱点はこちょこちょ(くすぐり)、好きな教科は地理歴史。尊敬する人は母で、小さい頃から食べ物の管理をしっかりしてくれて、野球をする身体の素になっているからだと話す。そんなお母様からのエピソードでは『6歳の頃に忍野八海という富士山の近くの世界遺産で、カメラ持って撮っていたらそのまま池に入っちゃったこと』。集中すると一心にやりすぎる性格はプロ向きかもしれません。
森選手は現在高校3年生。高校生活を楽しんでいる一面もチームメイトに明かされ、「意外となんでもできて、歌が上手く、ボイパ(ボイスパーカッション)もできたりとか。一発ギャグもイケるタイプ。』との情報から意外な特技の披露を迫られるも、『こういった明るい部分を活かしてチームのムードメーカーになりたい』と言葉巧みにかわす部分にもクレバーさと器用さが表れていた。音楽ではHIPHOPが好きで、『名古屋といえば、いの一番もAK-69さんが思いついた』とのこと。
まだ、サインをフルネームで崩さず書いている初々しい森選手だが、ファンへの約束は大きく宣言した。
「5年以内には30本を打ち続けられるようなホームラン王になりたい!」
近い将来その約束を果たして、恐竜打線の一角を担うスラッガーになって欲しい!頑張れ森駿太選手!頑張れドラゴンズ!
澤村桃