【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

ＣＢＣテレビ「サンデードラゴンズ」（毎週日曜日１２時５４分から東海エリアで生放送）をみたコラム

このコラム（？）は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい！との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム（？）である。
１０月２０日の放送回はドラフト会議直前スペシャル。赤星憲広さんと平田良介さんによる大学生ＢＩＧ５を徹底解説。なかでも井上竜１位指名候補最有力の関西大学・金丸夢斗投手は独占インタビューを含めてボリューム満載の内容。サンドラならではのドラフト情報を共有したい。

竜１位指名候補の金丸夢斗投手とは

ドラゴンズの１位指名が濃厚な関西大学・金丸夢斗（かねまるゆめと）投手は最速１５４キロのストレートと４種類の変化球を操る大学ナンバーワン投手。ことしの３月に侍ジャパンに選出されると、先発で２イニング、打者６人に対してパーフェクトピッチングを披露。今ドラフトの最注目投手となった。侍ジャパンでは吉見一起投手コーチから「ワインドアップなので癖が出やすい」とのアドバイスを受けて真摯に改善に取り組んでいる。

金丸夢斗投手に直撃

―ドラゴンズの印象は？
金丸投手：ファンがとても熱いところと、投手陣がすごいなという印象。監督が代わって、これからどんなチームになるのかなっていうのは楽しみです

―コロナ禍で高校３年の甲子園は中止。プロ野球選手をあきらめる時期もあった？
金丸投手：プロ野球選手になりたいという思いはあったんですけど、その期間（コロナ禍）にしっかりと自分を追い込んで練習はしていたので、もう一度プロを本気で目指そうと思いました

―関西学生野球リーグで１８連勝を飾るなど大学で才能が開花。ストローをくわえた独特なトレーニングは成長を支えている秘訣か？
金丸投手：下級生のころはウエイトトレーニングとか体の外の筋肉を強くする練習方法だったんですけど。３年生の春のリーグ戦で膝をケガしてから、もう一度自分を見直そうというところで体の中の部分を鍛えようと思ってストローを使ったトレーニングに変えました。そこから球の質も良くなりましたし、コントロールも安定感がでてきたので今では欠かせない練習です

―ストローをくわえたまま三点倒立のトレーニングの効果は？
金丸投手：不安定な状態でもしっかりと呼吸ができるようにと（いう狙い）。ピッチングで例えるとピンチの場面や体がしんどくなってきた時でもしっかりと呼吸から（整えて）自分のパフォーマンスができるようにと

―理想の投手は今永昇太投手
金丸投手：ストレートの高めで空振りをとったり、変化球においても一級品。あとはマウンドでのメンタルや度胸を参考にさせてもらっています

―ドラゴンズファンへのメッセージ
金丸投手：１年目からしっかり投げたいと思っています。ご縁がありましたらよろしくお願いします

侍ジャパン投手コーチ・吉見一起氏が金丸夢斗投手を徹底解説

吉見氏：ストレートが良いのは当然なんですけど、５、６種類ある変化球の精度がプロでも一流のレベル。ライオンズの武内投手のように（１年目から）二桁勝てると思います。モノが違います

金丸夢斗投手（関西大学）の赤星評「この１０年間でトップクラスの逸材」

赤星氏：この１０年間でトップクラス（の逸材）。金丸君が１２人いたら全球団が金丸君を指名してもおかしくない。間違いなく１年目から二桁勝てる能力がある。間違いなく欲しいピッチャーですね。今回のドラフト候補で一番好きな選手です！

宗山塁内野手（明治大学）の赤星評「打撃は元阪神・鳥谷選手の大学時代より上」

大学ナンバーワン内野手の明治大学・宗山塁（むねやまるい）選手。

赤星氏：今のプロ野球界で守備がうまいと言われているライオンズの源田選手やカープの矢野選手にも守備だけであれば十分匹敵すると見ています。スローイングも素晴らしいですし、間違いなく１年目から即戦力になれる。バッティングに関してもタイガースにいた鳥谷さんがプロに入ってきた頃よりも宗山選手のほうが上なんじゃないのかなと。宗山選手が入ってくれば１０年間はショートは安泰だと思える。スター性もありますしね

西川史礁外野手（青山学院大学）の赤星評「天性のホームランアーチスト」

大学ナンバーワンスラッガーの青山学院大学・西川史礁（にしかわみしょう）選手。

赤星氏：遠くに飛ばす力だけではなくて、天性のホームランアーチスト。ホームランを打てるか打てないか（のポイント）は打球が上がるかどうかなんですね。そういった技術を持っているバッター。ドラゴンズにとっては長打力として欲しい逸材のひとり。これだけ遠くに飛ばせてスタンドに運べる力を持っている選手はなかなかいない。１位指名じゃないと獲れない選手だと思いますね

渡部聖弥外野手（大阪商業大学）の赤星評「走攻守揃った中距離打者」

走攻守３拍子揃った強打者の大阪商業大学・渡部聖弥（わたなべせいや）選手。

赤星氏：ホームランを打てる長打力はあるんですけど、ホームランアーチストというよりは長打が打てるパンチ力のあるバッター。守備も上手いですし足も速いんですよ。走攻守を兼ね備えて、なおかつ長打も打てる非常にレベルの高い選手。本来であれば侍ジャパンのトップチームに選ばれてもおかしくなかったですね。ドラフト１位じゃないと間違いなく獲れない選手

中村優斗投手（愛知工業大学）とは

３月の侍ジャパンで１イニングを無失点に抑えて鮮烈デビューを飾った愛知工業大学・中村優斗（なかむらゆうと）投手。アマチュア球界最速の１５９キロのストレートを武器に縦横に投げ分けるスライダーのキレも抜群の本格派右腕。ことしの５月、大学リーグにまで視察に訪れた侍ジャパンの井端弘和監督が「ストレートの平均球速が高い所は彼の魅力。それに頼らず変化球でカウントを取れる所はすばらしいと思う。良い素材であるのは間違いない。ずっとチェックはしたい」とプロ入り前の大学生を大絶賛したほど。

中村優斗投手の平田評「ストレートは大谷翔平投手」

平田氏：これはもうＳランクのピッチャー。ストレートでいうと大谷翔平選手に似てるかなと。効果音で表すならゴオオオっていうタイプ。打者目線でいくと低いと思ったストレートがしっかりストライクゾーンに来ているので、キレとか伸びも良いなと思います。変化球もＳ。スライダーに関しては１回浮いてこないスライダーなので、バッター目線としても振りに行った時にストレートかな？って思いながら、そこからクッと曲がる、落ちながら曲がるタイプなので、これは空振りが取れますね。コントロールはあえて高いレベルでいうならＡ。フォークがちょっと抜けやすいのかなって。そこはブルペンっていうのもあると思うんですけど。ストレートとスライダーでいえばＳでもいいんじゃないのかなと。総合評価でいうと？開幕一軍で（笑）

イチ視聴者（筆者）の番組感想まとめ。　ドラ１は金丸投手、カギを握る２位指名は正攻法で！

大学ＢＩＧ５以外のサンドラ注目ドラフト候補選手を一挙公開！

■藤田琉生投手（東海大相模高）・・・赤星評「あれだけ上背がある（１９８センチ）左ピッチャーとなると、なかなか日本ではいないので。非常に将来性がありますし、甲子園で投げている姿を見て負けん気の強いピッチャーだなと感じました。彼の魅力を最大限引き出すことができればメジャーで戦えるようなピッチャーになると思います」

■今朝丸裕喜投手（報徳学園高）・・・最速１５１キロのストレートと甲子園通算９試合で与四死球率１．６２の抜群のコントロールが武器。センバツで２年連続準優勝に輝くなど大舞台での経験はプロの舞台でも生かされるに違いない

■柴田獅子投手（福岡大大濠高）・・・最速１４９キロの伸びのあるストレートは威力十分。打撃の評価も高く二刀流としても注目が集まっている

■吉田聖弥投手（西濃運輸）・・・吉見評「ストレートとチェンジアップの見極めがすごく難しくて、バッターを翻弄するピッチャーですね」

■伊原陵人投手（ＮＴＴ西日本）・・・吉見評「スピードガン以上に速く感じるピッチャーです。社会人の中ではすごく評価されているピッチャーですね」

■石伊雄太捕手（日本生命）・・・吉見評「バッティングが課題だと聞いていたんですけど、日本生命に入ってから向上しました。社会人の中ではナンバーワンの捕手」

■中村奈一輝選手（宮崎商業高）・・・吉見評「センスという言葉だけで言ってはいけないかもしれないのですが、本当に身体能力が高くてバットコントロールもありますし守備も上手。良い選手になると思います」

今週のサンドラを観た感想・・・。金丸投手の１位指名に異論はありません！井上監督の陽のパワーで交渉権獲得は間違いないでしょう。問題は２位指名！ドラゴンズは２巡目の２番目に指名ができます。全体で見れば１４番目の指名です。ここのサプライズは要りません！正攻法で注目の選手を指名しましょう。ドラフト１位候補に名前が挙がっている選手を！あくまで一竜党の勝手な願いですので、あしからず・・・。

（このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約３０年の４０代竜党）