中日ドラゴンズの沖縄キャンプでは7日、ドラフト2位ルーキーの吉田聖弥投手がブルペンで本格的な投球を再開した。吉田投手はキャンプ2日目のメニューで、右足ふくらはぎをつり、別メニューで調整していた。

吉田投手、変化球を交え55球

吉田投手は宇佐見選手を相手にカーブ、カットボール、チェンジアップ、スライダーなどの変化球を織り交ぜながら55球を投げた。吉田投手は「足を怪我したが、大丈夫。遅れを取り戻す意識を持ってやっている」と語り、順調な回復ぶりをアピールした。

大塚コーチ、吉田投手を絶賛

大塚晶文巡回投手・育成コーチは吉田投手の投球を高く評価した。「すごくフォームも安定感あるし、体重移動もうまい、リリースもバッターの近いところで投げられているし、コントロールもいいし、キレもある。期待できますね」と太鼓判を押した。
そのボールの質の高さから、大塚コーチは「他の選手も横で投げるのが嫌なのかな」と冗談交じりに語り、吉田投手の実力の高さを示唆した。

開幕へ向けて実戦登板に期待

吉田投手は「第二、第三クール、やることは変わらないので、今はボールの確認、バッターの状況などの想定をしながら投げる」と今後の見通しを語った。実戦登板の日程についてはまだ決まっていないものの、大塚コーチは「結果残して開幕の切符を勝ち取ってほしい」と期待を寄せた。ドラフト2位ルーキーへの期待は高まるばかりだ。