「坂崎、バッチリね!」THE ALFEEの新譜『君が生きる意味』の聴きどころ
12月24日、THE ALFEEのニューアルバム『君が生きる意味』がリリースされます。12月21日の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』(CBCラジオ)では、先日の坂崎幸之助さんのインタビューに続き、本作の特集を放送しました。小堀勝啓が坂崎幸之助さんから聞いたエピソードとともに曲を紹介していきました。
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『君が生きる意味』は、前作『天地創造』からおよそ3年ぶりの通算27枚目のアルバムです。
この日は特別に許可をもらい、リリース前ですがワンコーラスずつ何曲かオンエアしました。
まずはアルバムの1曲目を飾るナンバー「月光譚 - Moonlight Rhapsody -」。
小堀「高見沢ワールド全開の、ロマンチックで哲学的な世界観。それを華麗なアルフィーサウンドで彩っていく魅力的な曲です」
この曲のリードボーカルは、ベースの桜井賢さんが担当しています。
以心伝心
アルバム8曲目「Dancing in Heaven」のメインボーカルは坂崎幸之助さんが担当。
坂崎さん曰く「今までのアルフィーにはない」感じ。西城秀樹さんの「ギャランドゥ」のよういなイメージもある80年代の歌謡ロック調の曲です。
これまで坂崎さんはジョン・レノンを意識したかのようにシャウトを交えた歌唱でしたが、この曲では小堀いわく「さらっと歌謡曲っぽい歌い方」。
実は歌入れを終えた坂崎さんが、ディレクターとミキサーにOKの確認を取ると、「えっ?」と怪訝な顔をされたそうです。
「高見沢の思いは、こういうことだと思うよ」と説明しても納得してもらえなかったとか。
そこへ高見沢さんが来て録音をチェック。
すると「坂崎、バッチリね」とひと言でディレクターたちはようやく納得したそうです。
小堀「坂崎さんの歌に対して、あの高見沢さんが『坂崎、バッチリね』…以心伝心!50年もやってるメンバーはすごいもんだなと思いました」
あの人の12弦ギター
この「Dancing in Heaven」で使われているのはエピフォンの12弦ギター。THE ALFEEでは初めてレコーディングに使用したそうです。
実はこのギター、加藤和彦さんがザ・フォーク・クルセダーズ時代に使っていたもの。加藤さんから高石ともやさん、そして杉田二郎さんに渡った由緒ある一品。。
杉田さんがギターの断捨離で引き取ってもらった楽器店が、坂崎さんの馴染みの店でもありました。
その店から「坂崎さん、加藤和彦さんが使ってたエピフォンの12弦が入りましたよ」と連絡が入り、即座に購入したそうです。
ちなみに坂崎さんは加藤さんと「和幸」というユニットも組んでいました。
小堀「歌に歴史ありですね」
あの高いギター
最後に紹介したのはアルバムタイトル曲「君が生きる意味」。
この曲のメインボーカルは高見沢さん。ギターを短音でつま弾くアルペジオの部分は坂崎さん。
小堀「『あの高いギター持ってきて』でお馴染みの1968年のマーチンDー45。名器です。以前に、『ついに買ってしまったんだよね』って幸ちゃんが話してくれてましたね」
このギター、マーチンD-45のプロトタイプ。坂崎さんが買う前は長らく楽器屋さんに飾られていたんだそうです。
いざという時に登場するのが「あの高いギター」だとか。
ちなみに12月26日発売の女性雑誌『anan』の表紙が、なんとそのTHE ALFEEになるそうです。
小堀「ギター持ちでananの表紙としては異例の物になると思います。どの楽器持つんだろう?あの高いギターか加藤和彦さんのエピフォン12弦ギターか。僕も一冊ananを買うことにいたしましょう」
12月24日にリリースされるTHE ALFEEのニューアルバム『君が生きる意味』のミニ特集でした。
(尾関)
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