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「手術を勧めてくれた立浪さんに感謝」中日ドラ1・草加投手が復活への第一歩!ドラゴンズの期待を背負い再出発へ

「手術を勧めてくれた立浪さんに感謝」中日ドラ1・草加投手が復活への第一歩!ドラゴンズの期待を背負い再出発へ
草加勝投手(C)CBCテレビ

中日ドラゴンズの沖縄キャンプ4日目、オキハム読谷平和の森球場のブルペンに期待の右腕が姿を現した。2023年ドラフト1位の草加勝投手がトミー・ジョン手術から約1年、ついにファンの前でピッチングを披露した。28球を投じ、復活への第一歩を踏み出した。

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落合2軍監督の厳しくも温かい眼差し

ブルペンのマウンドに立った草加投手は、捕手を相手に慎重にボールを投げ込んだ。その姿を見守るのは落合英二2軍監督。草加投手への期待を口にしていたという落合2軍監督は、ブルペンで直接指導を行う場面も。厳しくも温かい眼差しは、若き右腕を包み込んだ。草加投手と当時投手コーチだった落合2軍監督は、昨年の手術後に沖縄で話をしていたそうで「その落合さんに投げる姿を見せられて良かった」と初ブルペンを振り返る。「キャッチャーを座らせて投げるのは今日が初めてだったが、問題なく投げられて嬉しい。問題が出てきてもおかしくない手術なのでホッとしている」と、安堵の表情を浮かべた。

草加勝投手(C)CBCテレビ

慎重な調整と昂る気持ち

ブルペン投球は、あくまでも復帰への第一歩。草加投手は「8割程度の力で投げた」と明かし、慎重な姿勢を崩さない。投球内容については「まだ抜けるボールが多かった。軌道や質はまだまだ。そこはプラスに捉えて課題としてやっていく」と冷静に分析した。
一方で、隣で投球練習をしていたチームメイトたちの姿に刺激を受けたようだ。「梅津さんも松葉さんも根尾さんもすごいボールを投げているので、もっと投げたいというのはあった」と、競争心をのぞかせた。

草加勝投手(C)CBCテレビ

井上監督も大きな期待を寄せる

井上一樹監督は慎重な姿勢を崩さないものの、期待も口に。「(草加は)ずっとリハビリ組だったので、もっと草加の姿を見てあげたいと思っていた」と語るも、一方で「勝手にだけどGW明けくらいにいけるんちゃう?と思っている」と復帰時期の見通しも示した。井上監督は「うちには金丸(夢斗投手)がいて吉田(聖弥投手)がいて、ドラフト1位が3人いるみたいになるから。とはいえローテ狙う選手はたくさんいる。」と、今年の投手陣への期待を口にした。

草加勝投手(C)CBCテレビ

苦難を乗り越え、新たなスタートへ

草加投手にとって、この1年は平坦な道のりではなかった。「一言では言い表せない」と振り返りつつ、「フォームを見直せた時間だった」と、自分の体と向き合う貴重な時期だったと捉えている。

草加勝投手(C)CBCテレビ

即戦力として入団し期待されながらも手術をすることに本人も葛藤はあったはずだが、いまは「手術を勧めてくれた立浪さんに感謝」と語る。今後は3日おきに投球練習を行う予定という。「何も問題なく終えるのが一番の目標」と語る草加投手は、ファンの期待を背に復活への道を一歩一歩、確実に歩んでいく。

草加勝投手(C)CBCテレビ
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