沖縄春季キャンプ3日目、中日ドラゴンズの福田幸之介投手（19）がブルペンに入り最速145キロをマーク。自主トレからの好調を維持しつつ、さらなる進化を目指す福田投手の姿に、期待が高まる。

アドレナリンが出ていない状態で150キロ

この日、福田投手はブルペンで76球を投げた。当初は70球で終わる予定だったが、「感触があまり良くなくて」と6球を追加した。「自主トレの時から状態は良い、それを継続したまま来られている」と話す。最速145キロを記録し、「暖かくなったらもっと出る、アドレナリンが出てない状態で150キロ出したい」と意欲を見せた。

「キャンプ中に北谷に合流して試合で投げたい」とまずは1軍昇格を目標に掲げたうえで、今季の目標については「2年目の髙橋宏斗投手の6勝を超える7勝を目指す」と語った。

キャンプ中の微笑ましいエピソードも

キャンプ中のホテルで相部屋となっているのはドラフト5位の高卒ルーキー・高橋幸佑投手。福田投手は1学年下の高橋投手について「『風呂行きます』『トイレ行きます』と逐一報告してくれる、可愛いやつやなと思う」と語り、後輩との交流を楽しんでいる様子がうかがえた。

福田投手は「キャンプの目標はとりあえずケガをしない。後輩も沢山入ってきたし、向上心を持って更なるレベルアップを」と意気込みを語った。開幕に向けて、どのような進化を遂げるのか注目が集まる。