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日本でゴールドラッシュ?外資系企業が金山を試掘

日本でゴールドラッシュ?外資系企業が金山を試掘

朝の情報番組『CBCラジオ #プラス!』の金曜日に放送されているコーナーが「新聞ピックアップ」。竹地祐治アナウンサーが、1週間の新聞記事から気になるものを紹介しています。11月15日の放送で紹介した記事のうち、ここでは今後の日本の経済や生活が変わりそうな記事を2つ取りあげます。聞き手は山内彩加アナウンサーです。

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42の金鉱山で調査

ひとつ目は毎日新聞が15日に掲載した「外資5社、42金山跡調査 新鉱脈狙う 環境に懸念」という記事。

外国資本の企業5社が、日本国内の少なくとも計42か所で金鉱山の開発に向けた調査や試掘を進めていると報じています。

これまで採掘してきたすべての金を世界全体で集めるとオリンピックプール2、3杯分と推定されていますが、実はかなりの量は日本から産出されています。

日本では昔から佐渡金山が有名で、伊豆半島にも有名な金山がありましたが、今はもう採掘され尽くしたと言われてきました。

なぜ今、日本で金を掘りたい?

一方で、今まで採れていた場所の近くを掘るとまだ出てくるかもしれないという見方があるものの、技術的に難しいので採れなかったということがありました。

ただ外資系企業は、現在の技術だと採れるのではないかと考えているようです。

日本で今も操業されている鹿児島の菱刈鉱山では、1tあたり20gぐらい金が採れるそうで、世界で採算ベースといわれている3g以上よりもかなりの量。

菱刈鉱山は1981年(昭和56年)に発見されたのですが、当時は金が1gあたり2千円程度だったものが、今や1万4千円と7倍にまで跳ね上がっています。

技術も向上し金の価値が上がったところで、「もう一度日本を調査してみよう」という動きがあるという点で、竹地は面白い試みと感じて取りあげました。

金の採掘が活発化することで日本が経済的に良くなるのか、環境の悪化につながらないか、その良し悪しが注目されます。

勤務間インターバル制度とは?

ふたつ目の記事は、13日に中日新聞を始め各紙の朝刊で取りあげていましたが、「勤務間インターバルを11時間に検討」というもの。

厚生労働省が12日、労働基準法改正に向けた専門家による研究会を開き、論点をまとめた議論のたたき台を提示しました。

その中で、終業から次の始業まで一定の休息時間を設ける「勤務間インターバル制度」では休息時間を原則11時間とすることを軸にしました。

すでに勤務間インターバル制度は努力義務として国のほうは推奨していましたが、企業はあまり採用していませんでした。

そのため、労働基準法を改正して一段と進めさせようというものです。

11時間の根拠

山内は前日の木曜は同局の『北野誠のズバリ』の放送終了後18時に退勤し、この日は『プラス』の放送のため朝5時に出勤でちょうど11時間。

この勤務体系はイレギュラーなケースですが、過度な残業を防ぐ目的で考えられています。

ところで11時間という根拠は何かということですが、睡眠時間を7時間として、あとは通勤時間や休憩、食事、入浴などの時間を考えるとプラス4時間ということで、ヨーロッパの基準を参考にしているようです。

労働時間の長さを制限するだけではなく、間を取る時間も制限を設けることで、さらなる働き方改革が進むようです。
(岡本)
 

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