沼る人続出!京都水族館のゆるかわいいオオサンショウウオ
どこについていつのか分からないほど小さな目、何となく笑っているかのようにも見える大きな口。ゆるさを感じるその癒し系な表情に、実はひそかなファンが多いと言われているオオサンショウウオ。10月27日放送のCBCラジオ『石塚元章 ニュースマン!!』で、オオサンショウウオについての話題が上りました。道路交通情報センターの三輪さんが京都水族館へ行った時に、その魅力にハマったとのことで力説していました。聞き手はCBC論説室の石塚元章特別解説委員と加藤愛です。
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「そうだ、京都に行こう」
ある日そう思い立った三輪さんは、ぶらりと京都へ出かけたそうです。
東本願寺や京都タワーなど有名どころの観光名所を回った後に、京都水族館へ足を運びました。
そこで運命の出会いを果たすのです。
京都水族館は、森や芝生の緑豊かな梅小路公園の敷地内にあります。
京都駅からも徒歩15分ほどで行けるため、気候の良い今の時期であれば散歩がてら歩いて行ける水族館です。
迫力あるイルカショーや個性豊かなペンギンたちも大人気ですが、この水族館の一番の目玉はオオサンショウウオ。
イルカやペンギンなどの海の人気者たちと比べると、なんだか華やかさに欠けるように思えるかもしれませんがそんなことはありません。
オオサンショウウオには見るものを思わず惹きつける魅力があるのです。
大きいのにゆるかわいい!
オオサンショウウオは「生きた化石」とも呼ばれ、国の特別天然記念物に認定されています。
実は魚類ではなく両生類で、カエルやイモリの仲間です。
体の模様は岩にそっくりで、水槽内ではすっかり背景に溶け込んでいるのでよく見ないと分からないほど。
ですがその様子をじっくり観察してみると、見れば見るほどかわいい姿をしています。
まずは大きな身体に似つかわしくない、つぶらで小さな瞳。
どこにあるのかわからないくらい控えめにちょこんとついています。
一方口は大きくて、開いた様子はまるでがま口財布。
正面から見るとどことなく笑っているように見えるのがチャームポイントです。
そして意外にも指は短くて、丸い肉球のようになっているところもキュートです。
この姿がなんともゆるくて癒されて可愛い!ということで、ひそかにファンの多いオオサンショウウオ。
ですが近年では外来種や交雑種が9割を占め、在来種はわずか1割程度になってしまいました。
京都水族館では生態系を守り種の保全を続けるために、研究が続けられています。
昼間はのんびり
そんな京都水族館へ足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくる迫力たっぷりのオオサンショウウオ。
可愛い姿を観察しよう!と思っても、水槽の暗がりでじっとして動きません。
それもそのはず、オオサンショウウオは夜行性なのです。
開館中はあまり動かず、のんびりした様子が見られるようです。
そんなところもゆるかわいい魅力のうちのひとつなのかもしれません。
水槽での展示以外にも、おすすめスポットがあるという三輪さん。
三輪「オオサンショウウオと背比べできるコーナーがあるんです!」
石塚「いやでもそんなにデカくないでしょ?」
大きいとは言っても両生類。背比べできるほどなのかと疑問を投げかける石塚。
オオサンショウウオは幼生時は5センチほどと小さいですが、成長すると161センチほどに大きくなる個体もいるのだとか。
加藤「え、わたしより大きいかも!」
自身の身長がだいたい160センチ前後だという加藤。
石塚「そう考えるとデカいね!」
水槽の中でじっとしている様子からはあまり想像できないかもしれませんが、成人女性と同じくらいだと考えると、なかなかの迫力です。
「それで、背比べしたの?」石塚がたずねます。
三輪「はい。してまいりましたが、16センチ負けました…」
悔しそうに話す三輪さんでしたが、背比べコーナーでオオサンショウウオと写真が撮れたようで満足げでした。
ファン多し
リスナーからも、京都水族館にまつわる投稿が寄せられました。
「梅小路京都西駅の駅スタンプにはSLとオオサンショウウオが描かれているので、それだけ有名なのでしょうね」(Aさん)
「水族館、博物館めぐりが好きな我が家のお気に入りのうちのひとつです。鉄道博物館とハシゴするのがおすすめですよ。
展示の仕方が工夫されているので、何度でも行きたくなる水族館です」(Bさん)
水族館とオオサンショウウオを堪能した三輪さんに共感する投稿が寄せられました。
リスナーにもファンが多いようです。
オオサンショウウオだけでなく、間近で見ることができるペンギンや30種5,000匹を超える幻想的なクラゲなど、見どころがたくさんだと力説する三輪さんでした。
名所の多い京都だからこそ観光で行ったことのある人は多かれども、水族館へ足を運んだことのある人はもしかしたら少ないのかもしれません。
ゆるかわいいオオサンショウウオに、あなたも沼ってみませんか?
(吉村)