CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

全国トップクラスの急坂「与右衛門坂」とは?重量制限“0.3トン”の流れ橋も…国道25号のルーツ「大和街道」を巡る旅

全国トップクラスの急坂「与右衛門坂」とは?重量制限“0.3トン”の流れ橋も…国道25号のルーツ「大和街道」を巡る旅
CBCテレビ『道との遭遇』

ミキの昴生と亜生がMCを務める、全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』。今回は、全国100万キロ以上の道を巡ってきた道マニアの鹿取茂雄さんが、国道25号のルーツ「大和街道」を巡ります。

関連リンク

【動画】「後ろに倒れそう…!」“全国トップクラス”の急坂を車で上る様子はこちら【6分45秒~】

国道25号のルーツ「大和街道」とは

CBCテレビ『道との遭遇』

鹿取さんと一緒に旅をするのは、プロギャルのぱにぱにぱにぱにともちんぱさん。二人は、奈良県と三重県の県境を流れる「名張川(なばりがわ)」を訪れます。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「この近くに“名阪国道”が走っている。それと並行している旧道は、今も国道25号に指定されていて、旧道の方を“非名阪”と呼んで区別している。この国道25号のルーツとも言えるのが『大和街道』」

CBCテレビ『道との遭遇』

かつて伊勢国と大和国を繋いだ「大和街道」。江戸時代には関宿から伊賀を通り、奈良まで続いていた重要な道で、その系譜が現在の国道25号と、周辺道路に受け継がれているとのこと。

そんな大和街道には「非常に面白い所がたくさんあるので紹介したい」と鹿取さんは言います。

街道屈指の難所!急勾配の「与右衛門坂」

CBCテレビ『道との遭遇』

まずは、非名阪から分岐した県道を北上して三重県伊賀市へ。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「急に狭い生活道路になるけど、この道が昔の大和街道」

江戸時代以前からあると言われる「旧大和街道」に、鹿取さんがどうしてもソニカで通りたいポイントがあるそう。先へ進むと、「左の道は巾細で旧カーブ・坂道が多く、危険です。右の道へお廻り下さい」と書かれた案内が。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「左に行く道が旧大和街道で、全国でもトップクラスにすごい坂道がある」

左の道を進むと、現れたのは、寛永年間(1624~1644年)に開通したとされる「与右衛門坂(よえもんざか)」。藤堂高虎(とうどうたかとら)、あるいはその弟・高清によって整備・管理され、二人の通称・与右衛門からその名がついたと言われています。

CBCテレビ『道との遭遇』

「笠置峠(かさぎとうげ)か、与右衛門坂か、江戸の箱根はなけりゃよい」と詠われるほど昔から街道屈指の難所と言われ、急勾配で幅の狭いこの与右衛門坂を、ソニカでゆっくりと上っていきます。

上りきったところで二人は車から降り、与右衛門坂の勾配を計測してみることに。鹿取さんが気になったポイントを調べてみると、なんと51.2%!これは、水平に100m進むと高さ約51mに達する傾斜。角度に換算すると、約27度の急斜面を表します。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「すべての道の中でも、ここを超える坂はないと思う」

場所によっては勾配が90%超えのポイントもあり、「ソニカで通れたのが嬉しい」と喜ぶ鹿取さん。周辺の住民によると、50年ほど前は未舗装路だったとのことです。

鉄道施設なのに“街道”の名前が付いている!?レンガ造りの「大和街道架道橋」

CBCテレビ『道との遭遇』

続いては、鹿取さんが大和街道の中でも特にオススメというお気に入りのスポットへ。訪れたのは、三重県亀山市。大和街道を東へ進むと、トンネルが見えてきます。

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「見た目はトンネルだが、実は鉄道施設の橋梁(きょうりょう)。鉄道から見ると、これは大和街道を跨ぐための橋」

明治23年、JR関西本線の前身・関西(かんせい)鉄道が、奈良と三重を結ぶ難所「加太越(かぶとごえ)」を通り開通しました。 

急峻な鈴鹿山脈がそびえる険しい場所に、難工事の末線路を敷き、大和街道に沿うようにルートが完成。この関西本線と大和街道が交わる場所が、鹿取さんのお気に入りスポット。その理由は橋の内部にあるようで…

CBCテレビ『道との遭遇』

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「長いレンガと短いレンガを交互に積んだ、イギリス積みのレンガ造り。こんなにも重厚でかっこいい造りをしているのは、関西鉄道を造るにあたって大和街道に対するリスペクトがあったからだと思う」

坑口も美しいレンガ造りで、鉄道施設でありながら「大和街道架道橋」と名付けられています。

重量制限が0.3トンの橋!?歩行者専用の流れ橋

CBCテレビ『道との遭遇』

大和街道をさらに東へ進むと、全国的にも珍しい道があるそう。向かったのは、亀山市内を流れる加太川(かぶとがわ)。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「ここは旧大和街道。その先の橋が、全国的に見ても珍しい、重量制限が0.3トンの橋」

橋の手前にある案内看板には、「この橋は洪水時に流れる構造になっています。洪水時には絶対通行しないで下さい」と書かれています。

(道マニア・鹿取茂雄さん)
「これは“流れ橋”といって、増水した時に橋脚から橋桁が外れて流れる仕組みになっている」

CBCテレビ『道との遭遇』

一般的な木製の橋桁は、流されてもワイヤーで繋ぎ止めてあるためすぐに架け直せますが、“流れ橋”は激流による崩壊を防ぐため、あえて橋桁が流される構造になっています。こちらの流れ橋は歩行者専用の簡易的な橋のため、軽い重量制限になっているとのこと。

周辺の住民によると、10年ほど前は頻繁に流れていたという流れ橋。昔は丸太を広げて並べたような造りだったそう。

CBCテレビ『道との遭遇』

最初に橋がかけられたのは享和3年(1803年)と記録があるそうで、当時の絵図にも橋が描かれています。時代とともに姿を変えながらも、200年以上にわたって地域をつなぎ、人々の暮らしを支え続けています。

CBCテレビ「道との遭遇」2026年5月26日(火)午後11時56分放送より

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP