まるでウォータースライダー!近鉄特急「ひのとり」展望席最前列を初体験
特急列車の最前列のど真ん中に座ると、どんな景色が見えるのでしょうか。7月1日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、宮部和裕アナウンサーが、近鉄特急「ひのとり」の展望席に53歳にして初めて乗った体験を語りました。
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鉄道に乗るのも見るのも大好きな宮部。先日、53歳にして生まれて初めて、阪神甲子園球場へ向かう近鉄特急「ひのとり」の先頭展望車両の一番前、最前列の真ん中の座席に乗ることができました。
特急券は乗車1ヶ月前の朝10時30分から、インターネットと窓口で予約・購入できます。発売と同時にアプリで狙っても最前列は取れなかったというリスナーの声もあり、夏休みはさらに激戦になりそうです。
ただ、通常の指定席は3回まで変更できるため、席を手放す人もいます。宮部自身も朝10時30分ちょうどに取れたわけではなく、幸運にも一席取れたのは、そうした事情もあったのではないかと振り返ります。
宮部「めまぐるしく変わることもあるので。便利な世の中だからこそ空きが生まれる可能性も」
安藤「定期的にチェックしてみるのもひとつの手かもしれませんね」
憧れの展望車両
宮部が憧れてきた先頭の展望席は、以前も多くはなく、今はさらに少なくなりました。
昭和から平成にかけて知られたのが「名鉄パノラマカー」です。運転席が2階にあり、その下、運転士より前の1階席から全面展望を楽しめました。
その2年後に登場したのが「小田急ロマンスカー」。
宮部は大学の卒業旅行でサークル仲間と乗りましたが、先頭車両を取ったつもりが最後尾車両で、後ろ向きに首を疲れさせながら景色を眺めたという苦い思い出も残っています。
メタリックレッドの車体
話は「ひのとり」に戻ります。6月30日、宮部が近鉄名古屋駅のホームで待ち構えていると、ひのとりの先頭車両がやってきました。見事なメタリックレッドです。
宮部「光の当たり方で色が変わるから。近鉄名古屋駅はまず地下でしょ。その時の色と、外で見るとまた違うし」
「ひのとり」という名前でありながら、タカやワシのクチバシのようなフォルム。シャープでありながら、包み込んでくれるような優しさも兼ね備えた先頭車両だと宮部は表現します。
先頭と最後尾のプレミアムシートの車両だけは、座席全体が0.5階分ほど高くなっています。通常の指定席よりも窓の位置がぐんと上で、かっこよさが引き立つそうです。
宮部「窓のガラスの下の部分のワインレッドが、しましまの横のラインが入ってるもんですから。徐行しててもスピード感を感じる、かっこよさがあるんだよね。まだ出発してないのに、まずそこで堪能して」
ドセンターに着席
そしていよいよ、最前列の真ん中の座席、ドセンターに座ります。
宮部「私が座った目の前には、運転士さんしかいらっしゃいません。しかもすぐ後ろは、ガラスを隔てて小高い展望席になってるわけですから」
宮部は当初、運転士のいない一番前の席が望ましいと思っていました。しかし、実際に座って初めて気づいたことがあります。スピードが出ると、自分の前に運転士がいることで安心感を覚えたのです。
宮部「僕が本当の一番前だったら、後ろの皆さんも嫌じゃないです?なんか不安になりそうな感じしません?運転士さんが前にいて、すぐ後ろに小高く、ちょっと上に私が乗らせてもらってるという位置関係」
レールを滑る爽快感
プレミアムシートのリクライニングは、160度ぐらいまで背もたれを下げられ、足も膝も伸ばせます。
宮部「体をほぼ伸ばして、先頭車両で目の前の車窓にぐんぐん進んでいくというのは、ナガシマリゾートのプールのスライダー。足先伸ばして、ちょっと怖いじゃん。水着は着とらんけど、あんなスピード感を、ひのとりの最前列車両を真ん中で感じました」
真ん中の席なので、目の前の延長線上にはレールがあります。そのレールに沿って、体を伸ばした自分が進んでいくような感覚で、快感すら覚えたといいます。
車窓の景色ベスト3
宮部は、車窓から見た景色のベスト3を挙げます。
第1位は、近鉄名古屋駅からの出発。地下の暗い中をすっと進んでいくと、先に明るい視覚が見えてきます。
宮部「あの時の暗闇から光へ向かっていくというのが一番快感でした」
第2位は、木曽三川をまたぐ橋の上を通る時です。
宮部「橋の上を、あのスピード感で先頭でいくと。足元も川の上、鉄橋ですから、左右の見渡し感、開放感っていうのもたまんなくて」
安藤「車内なのに風も感じそうですね」
宮部「風を感じる。明るさも風も広がりも、開放感、全部感じます」
「どっちなんだい!」
第3位は、伊勢中川付近です。右へ行くと大阪・難波方面、左へ行くと伊勢志摩方面と、レールが二股に分かれています。
宮部「右側に行くってわかってるんだけど、先頭にいると『どっちなんだい!運転士さん』ってなるんですよ。あれがたまんない」
安藤「(なかやま)きんに君が出ちゃうわけですね」
宮部「それぐらい開放的な」
予約が取りにくいことは重々承知のうえで、53歳にして初めての経験ということで、「ひのとり」の最前列の真ん中座席を紹介しました。
もっとこういう快感があるという方は、鉄道ファンならずとも教えてほしいと呼びかけた宮部でした。
(minto)
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