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断崖絶壁の秘境にある謎の神社 険しすぎる参道の先にある高知県「聖神社」とは

断崖絶壁の秘境にある謎の神社 険しすぎる参道の先にある高知県「聖神社」とは
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、高知県にある“断崖絶壁の秘境に建てられた神社の参道”の謎に迫りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

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険しすぎる参道 その先に建つ土佐の投入堂「聖神社」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

越知町(おちちょう)には、なぜそんな場所に建てられたのか町民でさえ不思議に思う謎の神社「聖(ひじり)神社」が存在します。

標高500mを超える断崖絶壁のくぼみに建てられており、鳥取県にある国宝「三徳山(みとくさん)三佛寺(さんぶつじ)投入堂(なげいれどう)」に似ていることから、“土佐の投入堂”とも呼ばれているそう。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

「聖神社」へつながる参道は2通りあり、対岸側のルートは険しく、参道とは思えない道が続きます。道中には、丸太を組み合わせて造られた木製の橋や、手造り感満載の吊り橋が存在。さらに、吊り橋のすぐ先には天井の低い素掘り隧道もあります。

「人が通るための隧道ではなく、マンガンの坑道として掘った場所をそのまま歩道として使っている」と道マニア。昭和初期に使われていたマンガン鉱採掘の坑道の一部が、参道のルートとして利用されています。

参道は町民の手造り!?有志で守られてきた「聖神社」の歴史

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

古くから越知町民に愛されてきた「聖神社」。地元の方も詳しい歴史は分かっておらず、神様の力で断崖絶壁の場所に材料が運ばれ、一夜にして建ったという昔話が伝えられているほど、今も謎に包まれています。

一説によると、江戸時代にはすでに存在していたと言われており、その険しい道のりから女人禁制で、修験道にまつわる神社だったのではないかとも言われています。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

地元の方の話によると、道マニアが歩いた対岸側のルートは、昭和初期まであった段々畑に繋がる作業道を整備し、町民の協力で造られた参道とのこと。道中にあった木製の橋などは、すべて町民による手造りだそうで、老朽化が進んだ参道を越知町と協力して改修する計画も立てているそう。

「聖神社」は昭和63年、町民の有志で改修工事を実施。「聖神社をずっと残したい」という町民の熱い想いで、今も大切に管理されています。人は常駐していませんが、「聖神社」の中に入ることも可能。中でお参りができ、おみくじや絵馬も置かれています。

4月23日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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