横浜にある不思議な構造をしたアンダーパスを解明!道が並行して2階建てになったワケとは
全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道を紹介。今回は、神奈川県横浜市にある“不思議な構造をした謎のアンダーパス”を調査し、謎の解明に挑みました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)
なぜ並行した2階建て構造に…?不思議な造りのアンダーパス

「横浜市港南区(こうなんく)の住宅街に、不思議な構造をした謎のアンダーパスがある」と道マニア。

通常のアンダーパスは、道路や鉄道が平面で交差するのを避けるため、一方が下をくぐるように低く掘り下げて造られた道路。しかし、道マニアが謎というアンダーパスは掘り下げた造りではなく、緩やかな傾斜のトンネルのような構造をしています。

また、通常のアンダーパスは直線のところ、「見通しの悪い鋭角のカーブがある。緩やかな傾斜のままで、道が下がったあとに上がっていないのも珍しい」と道マニア。
アンダーパスでは珍しいカーブした線形に加え、本来下がったあと同じ高さまで上がるべき道が下がったままなのも不思議だと言います。

さらに、不思議なのはアンダーパスの上の部分。アンダーパスと並行するように道が住宅街を走っており、アンダーパスの入口の真上にあたる部分にはフェンスが設置され道が途切れています。

その反対側は、横浜から三浦半島方面へ延びる高速道路「横浜横須賀道路」、通称「横横(よこよこ)」が横断するように通っているため、真っ直ぐ進むことができません。
横浜横須賀道路と関係している!?昔の砂利道が整備されたアンダーパス

不可解なこのアンダーパスの構造は、一体どのような理由で生まれたのか。

近隣の住民によると、その昔、辺りには小さい山があり、谷筋には1本の砂利道とその脇には川も流れていたそう。

横浜横須賀道路を建設する際、その場所が港南台(こうなんだい)ICから道路を接続するポイントとして最も適していたようで、周辺の地形に合わせて土地の造成が行われ、高さをキープしたまま道路を建設。

それに合わせて、もともとあった砂利道も整備。当時の線形を生かして整備されたことで、高低差やカーブもそのまま残されたアンダーパスが誕生しました。

また、横浜横須賀道路の建設が始まった昭和40年代(1965~74年)、同時に大規模な土地の区画整理も行われ、アンダーパス建設によって生まれた上の土地を分譲宅地として販売。
しかし、下の道路は公道で、その上には法律上住宅を建てられません。そこで上部も公道として整備され、二層構造の道路が形成されました。
CBCテレビ「道との遭遇」2026年7月21日(火)午後11時56分放送より





