「海水浴」に行く人が減ってきた理由
夏のレジャーといえばかつては海水浴が定番でしたが、実は最近、状況が変わってきているそうです。日本観光振興協会の調査によれば、1993年(平成5年)に全国で1,300カ所以上あった海水浴場が、最近は970カ所にまで減少。また日本生産性本部のレジャー白書によれば、海水浴場に行く人がここ40年でなんと9割も減っているそうです。なぜ今、海水浴に行く人が減っているのでしょうか?7月22日放送『CBCラジオ #プラス!』では、海水浴の現状についてCBC論説室の石塚元章特別解説委員が解説。聞き手は永岡歩アナウンサーと山本衿奈です。
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海水浴に行く人が減っている理由を挙げる石塚。
例えば日差しが強すぎるために肌に対する不安が強いこともそのひとつ。設備が整っている屋内プールの方が良いと考える人が増えています。
さらに、日本財団が海に行かない理由についてアンケートを取ったところ、「海に行くまでが遠いから」と「海に行くという発想がそもそもないから」がそれぞれ4分の1近く。
海に行くまでの時間がかかる、汚れを落とすのが大変と感じている上に、海に行かない理由の3位に「時間がないから」と答えているところから考えると、今の若者からすれば海水浴に行くのはかなりタイパが悪いと思っているかもしれません。
日焼けを避けたい
そして、海に行かない理由の4位に「日焼けをしたくないから」があり、これは多くの女性が感じているのではないでしょうか。
昔は「外に良く居る=日焼けをする=健康的に見える」といったイメージがありましたが、1992年(平成4年)にWHO(世界保健機関)が「日光により皮膚がんのリスクが高まる」と発表したあたりから、日焼けを避ける動きが高まってきました。
山本も「特に海って日差しがより強いイメージがありますし、やっぱり肌を守りたいですね」と力説。
普段外を歩くのに日傘が必要な中で、外に長時間いて海で泳ぐということはやはり避けられてしまうようです。
海水浴場が作れなくなってきた
海水浴場が減ってきたのは、来る人が少なくなって海の家や民宿などの経営などが立ち行かないといった事情もありますが、実は砂浜自体がなくなってきていることも大きいようです。
ひとつは温暖化による海面上昇により、海がどんどん侵食し始めてきたこと。
また、上流で砂利が採取されたり、ダムができたせいで海に砂が運ばれる量が減ってきていることもあります。
さらに防波堤を作ると潮の流れが変わって砂が来ないという問題もあるとのことです。
サーフィンやマリンスポーツをする方は今でも海に行く必要はありますが、単に泳いだり遊んだりする人は、海に行くよりもプールへ行く人が今後も増えるかもしれないですね。
(岡本)
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