辻本茂雄が語る、吉本新喜劇座長時代の苦労
吉本新喜劇の辻本茂雄さんが、7月18日放送の『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)に出演。名古屋で8月に行われる吉本新喜劇の公演の見どころなどについて、パーソナリティの北野誠が尋ねました。ここでは辻本さんが2019年まで20年に渡り座長を務めていた頃の話題を取りあげます。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く「茂じい」誕生のきっかけ
辻本さんが漫才コンビを解散して吉本新喜劇に加入した1989年頃は、「新喜劇やめよッカナ?キャンペーン」というものが行われていて、半年間で観客動員数が目標に達しなかった場合は新喜劇を解散させるという厳しい状況でした。
そんな中、辻本さんは内場勝則さんと石田靖さんの3人で切磋琢磨して盛り上げ、吉本新喜劇時は見事に復活しました。
辻本さんの名物キャラのひとつ「茂造じいさん」は、いつ頃誕生したのでしょうか?
辻本「20何年前ですかね、ある座長の時に研究室みたいな感じの舞台があったんですよ。
生命維持装置を作る(設定で)、その時にたまたまおじいさん役をやってくれへんかと言われて、たまたまお茶の水博士に似てるあのカツラを。
まず茂造博士から始まって、まあまあキャラクターがおもろかったんで、その茂造が一般社会に出たらどんな面白さが出るかというのがきっかけやったんです」
新喜劇のつくり方
新喜劇は台本をもらってから本番までが短いという話を聞いたことがありますが、実際にどれぐらいの期間で作られるのでしょうか?
辻本「座長によってちょっと違いますよね。(舞台上で)作りながらやるわっていうタイプの人と、僕は初日から完璧なものを見せたいタイプなんで、稽古が長いから僕の週は嫌がってるベテランの方もいますけど(笑)」
北野「昔、『探偵!ナイトスクープ』(ABCテレビ)をやらせてもらってた時に、金曜日の晩に飲みに行くってなった時、(石田)靖が座長の時は『兄さん、今日ちょっとダメなんですよ。これから新喜劇の稽古があるんで』って。金曜日の夜の9時半ぐらいから稽古するって言ってましたよ」
辻本「遅くまでやる時はやりますよ、夜中まで。僕らの時って、新喜劇ってまだキャラクターとか固まってなかったんで。
内場さんと石田くんと3人で、稽古が終わった後も飲みながら『こうやったらおもろいんちゃうか』とか、食事しながら夜中までやってた。それが良かったと思いますね。その時に浮かんだネタが次にウケたりとかね」
舞台上で大ピンチ!そこで奇跡が…
吉本新喜劇といえばアドリブとも思えるやりとりが魅力のひとつで。実際のやり取りは計算されているのでしょうか?
辻本「家でいうたら基礎工事をきっちり作っといて、そこは絶対揺らがへん笑いを作っといたら、アドリブを入れてもだいぶ盛り上がるん違うかなっていうのが僕の考えですけどね」
辻本さんとは対称的に、石田靖さんは舞台上で作る行動派でかつ体当たりのアクション派。
浅香あき恵さんをジャイアントスイングで回すのは石田さん唯一のネタでしたが、そのやりとりでとんでもないハプニングがあったとか。
辻本「浅香さんがいつもスパッツを履いてたんです。ジャイアントスイングをして投げた時に、スパッツやからスカートがめくれても全然良かったんですけど、履き忘れた日があったんですよ。
その時、なんばグランド花月で奇跡が起きたんです。『スパッツ履いてへんやないか、丸見えや!』ってなった時に、非常ベルが誤作動で鳴って。見えたんも忘れて、みんな大爆笑。『アンタのパンツのせいで非常ベルがなった!』いうて(笑)」
これも日頃の舞台できちんと笑いを取っているからこその大爆笑であり、生の舞台でなければ味わえない楽しさです。
(岡本)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。



