崩れにくいベースメイク完全ガイド|プロが教える長時間キープ術&おすすめコスメ

テレビ局では、華やかにメイクをしたタレントやアナウンサーが、番組の撮影や生放送に臨んでいます。
長時間に及ぶ収録では、途中でメイクが崩れてしまう可能性もゼロではありません。そんな過酷な現
場でも、美しい仕上がりをキープすることがテレビ局で働くヘアメイクさんの腕の見せどころ。
今回は、タレントやアナウンサーのメイクを担当するヘアメイク会社「éclat.(エクラ)」さんに、長時間でも崩れにくいベースメイク術と、実際に現場で使用しているアイテムを教えていただきました。
肌を1日中きれいに見せたい人に役立つ、アイテム別のテクニックをご紹介します。ぜひ普段のメイクに取り入れてみてください。
【下地編】崩れにくいベースメイクは毛穴レス※×トーンアップ※を両立

撮影中でも崩れないベースメイクの第一歩は下地。
テレビ局ヘアメイクさんは、まず毛穴や凹凸をフラットに整えるポアレス※下地とトーンアップ※下地の使い分けることからはじめます。
【ポアレス※下地】
毛穴や凹凸をなめらかにカバーし、メイク崩れをカバー。特に鼻や頬の毛穴が気になる人におすすめ。
<使用アイテム>
・vim BEAUTY キープ コンフィデンス プライマー
・TFIT(ティーフィット) デリケートシルクベールアートプライマー
・ディオールスキン フォーエヴァー グロウ ヴェール 7,370円
・RMK ルミナス メイクアップベース
【トーンアップ※下地】
肌全体の透明感※や血色感※をアップし、カメラ映えする明るい肌※にしたいときにおすすめ。
<使用アイテム>
・クレ・ド・ポー ボーテ ヴォワールコレクチュールn
・d'Alba(ダルバ) ウォータフルトーンアップサンクリーム(パープル・ピンク)

ラベンダー(パープル):透明感※を演出。ただし量が多いと白浮きしやすいので、薄く均一に。
ピンク:血色感※をプラス。黄ぐすみが気になるときや、40代以降の大人世代には若々しく※見せたいときに◎。
\éclat.のメイク術/
頬や小鼻の毛穴が気になる場合は、まずポアレス※下地をのせます。そのあとに、肌全体へトーンアップ下地を薄く重ねれば、肌の凹凸も色ムラもカバー。下地は目的に合わせてアイテムを使いわけることが、ワンランク上の美肌※への近道です。
※メイクアップ効果によるもの
【ファンデーション編】タレントも愛用する鉄板ファンデはディオール
下地の次はファンデーション。éclat.(エクラ)さんが数多くのタレントさんに使っている定番ファンデはディオール「スキンフォーエヴァーフルイド」シリーズです。
● フルイド グロウ:ツヤ感があり、乾燥肌や大人世代におすすめ。

潤いが足りない肌質には、美容成分がたっぷり配合されたグロウをセレクト。グロウはツルンとしたみずみずしさを演出できるので、乾燥肌層に使うことが多いです。
● フルイド マット:皮脂やテカリが気になる人に。マットなのに厚塗り感なし。

汗や皮脂、Tゾーンのテカリが気になる日には、マットタイプのファンデーションを最適。強い照明の下でもテカりを抑え、つけたての仕上がりをキープ。
最近éclat.(エクラ)で推しているのは、ディオールのグロウとマット。カバー力と素肌感のバランスが絶妙で、カラーバリエーションも豊富。さまざまな肌タイプにもフィットするので、レントさんからも好評です。
\éclat.のメイク術/
撮影現場では、下地でツヤ感を仕込んでからファンデは敢えてマットにし、内側から自然な発光を演出することもあります!
【コンシーラー編】疲れ顔をカバーするクマ消し※簡単テクニック

クマやくすみを放置すると、顔がぐっと疲れた印象に見えてしまいます。撮影時に限らず、大切な日はクマをカバーしておいたほうが健康的に見えるのでおすすめです。
éclat.(エクラ)の推しは、オレンジ系(3N ニュートラル)とベージュ系(1.5N ニュートラル)の2色使い。
簡単!クマをカバーする方法
- オレンジ色でクマの青み・グレー感・茶ぐすみをカバー
- オレンジの上からベージュを重ねて色ムラをぼかす
この2ステップで目元がパッと明るくなり、疲れた印象を忘れさせてくれます。
\éclat.のメイク術/
クマをカバーする際は、小さくて平たいブラシを使うのがポイント。クマと頬上の境目をやさしくタッチしながら薄く重ねると、簡単にクマがカバーできます。
※メイクアップ効果によるもの
【フェイスパウダー編】ツヤ・マットの使い分け
崩れにくいベースメイクの仕上げには、フェイスパウダーを使います。フェイスパウダーは、大きく分けて「マットタイプ(基本ベージュ)」「ルースタイプ(半透明)」「ツヤタイプ(パール入り)」の3タイプあるので、肌質やシーンに合わせて選びます。
● マットタイプ:皮脂吸収成分入りが多く、しっかり。カバーしたいときにおすすめ。
● ルースタイプ:パウダーを重ねても色が出にくい半透明タイプ。素肌感を演出したいときや、乾燥・シワが気になる人におすすめ。
● パールタイプ:ツヤを与え、華やかさをプラス。頬や目の下など、立体感を出したい部分に部分使いしても◎。
フェイスパウダーは、下地やファンデーションの余分な油分を抑える働きもあるので、ベースメイクの仕上げには欠かせないアイテム。Tゾーンをはじめ、顔全体に塗布しましょう。
ただし、乾燥肌や大人世代が全顔をマットタイプで仕上げると、しわが目立ちやすくなるため注意も必要です。
乾燥が気になる人は、できるだけカバー力の高いマットタイプを避け、ルーセント系を使うとしわが目立ちにくく若見せ※も可能です。
\éclat.のメイク術/
パールタイプは、肌ツヤを与えたいときや、肌のうるおいバランスが整っているときに使うと失敗しにくいです。毛穴が目立つ部位にパールをのせると、凹凸が悪目立ちすることもあるため、肌の調子が良い日に使うのがおすすめ。
※メイクアップ効果によるもの
まとめ:崩れにくいベースメイクはテクニック次第!
テレビ局のヘアメイクが手掛けるベースメイクは、単なる「崩れにくい」だけではありません。
毛穴レス※な肌づくり、トーンアップ※、カバー力、ツヤとマットのバランス。時間が経っても美しさをキープする工夫がすべて計算されています。
下地・ファンデーション・コンシーラー・フェイスパウダーと、今回紹介したテクニックを押さえれば、誰でもタレントのような仕上がりを目指せます。
しかも、éclat.(エクラ)が実際に現場で使用しているアイテムは、デパートやWebで手に入るものばかり。ぜひ取り入れてみてください。
今回特別に、タレントさんやアナウンサーさんへ実際に使っているコスメを紹介しているので、長時間崩れにくいメイクを手に入れたい人は早速使ってみてください。
【テレビ局ヘアメイク伝授!崩れにくいベースメイクレシピ】
● 皮脂崩れが気になるベースメイク(20代以降~)
①皮脂崩れ防止下地
②マットファンデ
③コンシーラー
④マットパウダー(+Cゾーンにパールパウダー)
● 大人世代(40代以降~)のベースメイク
①ツヤ下地(ピンク)
②グロウファンデ
③コンシーラー
④ルーセントパウダーで乾燥対策
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