衝撃の理由!中日OB・川上憲伸、メジャー移籍の真相を激白

中日ドラゴンズOBの川上憲伸さんが10月4日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演し、2009年にメジャーへ移籍した真相を語りました。来年からバンテリンドームナゴヤにホームランテラスが増設されますが、このタイミングだからこその告白です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くある出来事があった
川上さんはバンテリンドームナゴヤで何回も投げ、何回も勝ちました。言わばバンテリンドームの主。
川上「バンテリンドームの天井まで知ってるからね」
川上さんは2008年で一旦ドラゴンズを去り、2009年からメジャーリーグのアトランタ・ブレーブスへ移籍しました。
川上「2008年にある出来事がありまして」
ドラゴンズの試合前ウォーミングアップの様子を語り始めます。
大好きなノックの時間
ウォーミングアップにおいてピッチャー陣はバンテリンドームのセンター付近で、ランニングやキャッチボールで肩を作るとか。
その最後に行われたのは、キャッチャーフライを捕る練習でした。
川上「その時にキャッチャーフライを、センターの定位置ぐらいから屋根に向かって当てるのが好きだったんですよ」
練習は普通、軽い力で打てるノックバットを使うのですが、川上さんはわざわざ試合用のバットを持って行っていたそうです。
打撃の調子がわかる
バッティングにも定評があった川上さん、ブレーブスでも2回代打で登場したこともあった川上さん。打撃向上の練習を兼ねてキャッチャーフライを上げていたそうです。
川上「バッティングの調子が悪いと思う時は、打ったやつが上に上がるんじゃなくて、前に飛んでしまうんですよ」
身体が後ろに反ったり突っ込んだり、手首でこねたりしてバットが波打ってしまうとドライブ回転がかかってしまうそう。
前に飛ぶ可能性もあるため、安全のためにセンターバックスクリーン方向に向いて打っていたそうです。
川上「失敗して、野手が練習している方に飛んだら怒られるからね」
会心のキャッチャーフライ
川上「真芯食らったやつはまあまあ深いところにゴーンって上がっていくんですよ」
バンテリンドームを見上げると、屋根の手前には金属のパイプが網の目のように通っています。
キャッチャーフライを上げた時は、そこにコツンと当たるんだそうです。しかし、運よく網の目状のパイプを突き抜けて、屋根に当たる時もあったとか。
川上「そうすると異様な音がして、内側にしてある塗装がポロポロポロって剥げて落ちて来るんですよ。あれは誰も直しに行けない。かなり上なんで、はしご車でも無理!」
見上げてごらん
川上「で、僕はこっそりとアメリカへ逃げてったわけですよ(笑)」
2009年に海外FAでアトランタ・ブレーブスに行った理由は、バンテリンドームの屋根を壊した責任追及を逃れるためと聞き、驚く若狭。
川上「さすがにアメリカまでは来ないだろうと思って。アレを知ってるのは僕と数名ぐらいなんですよ」
その川上さんは2012年にメジャーからドラゴンズへ復帰します。
川上「最初にグラウンド出る前、それが直ってるのかが不安だったんです」
場所はセンター定位置の真上。ものすごく高い上に、ボールが当たってできたわずかな傷。ぼんやりと見上げただけではわかりません。
しかし場所を知っている川上さんは、夜、北斗七星を探すようにじっくりと探したそうです。すると…
川上「まだあったんです。びっくりしたし、そらそうだよなと思いながら見上げてました」
いまだに気になっていると言う川上憲伸さん。
今回のバンテリンドームの改修工事で、その場所も修理されることを期待しているそうです。
(尾関)
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