大阪出身のCBC友廣南実アナが、大好きな自転車で東海地方の魅力を発掘するアポなし旅「東海3県いいとこ自転車リサーチ」。第2弾では、犬山市から長野・阿智村の“日本一の星空”を目指して、自転車を走らせます！

お盆休みで心配多々！瑞浪市民のまち自慢は？

岐阜・土岐市に到着し、阿智村まで残り約68km。この日は、雨が降りそうな曇り空ですが、元気に出発します！

午前9時。この日の気温は30℃には届かず。「ジメジメ、ムシムシしていますが、自転車を漕ぎ始めたら風は最高に気持ちいいです」と快調に走りだします。

午前9時15分。スタートの犬山城から約35㎞地点を通過し、瑞浪市に入ります。緑の多い住宅地を走りますが、雨が降りそうな空模様のためか、人通りはありません。

「地元の方にお会いできるか心配。お盆期間中、お店はやっているのかな？」と心配そうな友廣アナ。前回のロケでは、行くお店がことごとくお休み。お店探しに過去イチ苦労した回でした。

午前9時30分。瑞浪駅に到着。街の人にまち自慢を聞いてみることに。駅を歩いていると、番組の視聴者に遭遇。先日行われた「七夕の花火大会」がまちの自慢だそう。

名物・五平餅のお店はまたもや臨時休業！

食べ物では、五平餅が有名とのこと。小判型ではなく、粒が小さいのが特徴なのだとか。おいしい五平餅のお店が駅からすぐ近くにあるそうなので、向かってみます。

徒歩2、3分ほどで到着しましたが、残念ながら臨時休業。創業60年以上の「あまから 瑞浪店」は瑞浪のソウルフードである、“お団子型”の五平餅が食べられるお店。岐阜県産のお米を使用したお餅に、ゴマとクルミが入った醤油ベースのタレをたっぷりつけて焼いた甘辛い五平餅は、地元民から愛されています。

ツヤツヤのあんが輝く！“あんかけかつ丼”に舌鼓

友廣アナは、気を取り直してまち自慢の聞き込みに戻ります。教えていただいたのは、駅前にある“あんかけかつ丼”のお店。とろっとした卵がのっているのが特徴とのこと。早速お店を見つけて、取材交渉。開店30分前の忙しい時間でしたが、快く撮影をOKしていただきました。

ＪＲ瑞浪駅から徒歩1分の場所にある「加登屋食堂」。開店して、すぐに満席になるほどの人気なので、早めの来店がオススメです。

友廣アナは地元民がこよなく愛する名物の「あんかけカツ丼」をいただきます！「ツヤツヤのあんかけ！ドーンとかかっています！輝いています」と一口。「ふわとろの卵あん！お肉のジューシーさがワーっと広がった後に、ダシの優しい上品な風味が追いかけてくる！すごくおいしい！」と絶賛です。

おいしさの秘密は“だし”。数種類のカツオをブレンドした秘伝のダシに、溶き卵を加えて醤油で味を調えたとろみのあるあんを、豚のロースカツが見えなくなるほどたっぷりかけています。お客さんの9割以上が注文するという看板メニューです。

この日一番乗りで来店したお客さんは、大阪から来たのだとか。ごはんもあんも倍以上のサイズの「大あんかけかつ丼」を注文している人も。

加登屋食堂は創業100年以上の老舗。今から88年前の昭和12年、初代・孝さんが創業しました。当時の瑞浪市は、陶磁器産業が栄えた時代で、お客さんの中にも、夜通し窯場で働く体力勝負の職人さんがいたそうです。貴重だった卵をたくさんの方に食べてほしいとの思いから、あんでのばしたのが始まりだったとのこと。

3代目女将・横田信子さんは「やっぱり歴史があるというか。あんで、くるんで食べると温かく感じませんか？“だし”はいつまでたっても心に残るかなという思いでやっています」と話します。

ほっこり温かい気持ちになるあんかけかつ丼にパワーをもらった友廣アナ。女将さんにエールをいただきながら、出発します！

映像をスタジオで見ていた若狭敬一アナは「おいしそ～。大盛りがすごかったね！」と興味津々。柳沢彩美アナは「10年前に加登屋食堂で食べさせていただいた。確かに“だし”の味が思い出に残っている！おいしかった」と太鼓判を押しました。

＜今回の移動メモ＞
岐阜・土岐市→瑞浪市

CBCテレビ『チャント！』2025年9月5日放送より