税込864円のカップ焼きそば。果たしてその実力は?

長く続いた猛暑もようやく明け、食卓にも秋を感じる食材が並びはじめます。9月18日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』のコーナー「華麗なる食卓」では、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーから寄せられた食のエピソードを紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く麺つゆが鍋つゆに
まだまだ昼間は暑いため、そうめんを食べたくなったというリスナーからの投稿。
「スーパーで麺つゆを探したら、いつものところには鍋つゆがずらりと並んで、麺つゆは一番下のすみっこに追いやられていました」(Aさん)
小高「展示によって季節の移り変わりがわかるけど、ちょっと早いですね」
「我が家で今年ヒットした『冷やし中華 三食入り』も特売となってたたき売り状態。例年の状態から予想してまだまだ暑い日は続くのに、季節を先取りした商品の登場で食べたいものが食べられなくなるのは、買いだめしないとだめなのかな。
そうめんのつゆや冷やし中華三食入り…、もう少しスペースを広げて夏に活躍する食品をもうしばらく置いてくれてもいいのに」(Aさん)
小高「先取したい派と今に合わせて欲しい派ね」
つボイ「商売は先、先をいきますね」
帯でわかるそうめんのランク
続いてはそうめんの帯の色について。
お中元にもらうものと家で食べているものとでは帯の色が違うことがあります。
「そうめんの帯の色には意味があるようです。赤帯の場合は上級品と呼ばれていて、『揖保乃糸』の全生産量の約8割を占めていて、もっともなじみ深い商品です。ほどよいこしと香りがあって、家庭用に適しています」(Bさん)
「揖保乃糸」(いぼのいと)とは、兵庫県たつの市を中心とした播州地方で生産される高級手延そうめんです。
「黒帯、これは特級品。上級品より細くて、上質な小麦粉を使用しています。製造時期が限られて選抜された熟練の製造者のみが作っております。繊細な細さと艶やかさが特色で贈答品として人気があります。
金文字入りの黒帯もあります。これは『三神』と呼び、『揖保乃糸』の最高ランクにあたる製品で、さらに細くしあげられていて、きわめて貴重な一品です。
紫帯は『縒つむぎ』という名前で呼ばれていて、国産の麦を使ったもちもちとした食感が特徴のそうめんです」(Bさん)
小高「ブランドとかメーカーでちょっとずつ違うけど、帯の色でランクを決めているところは結構あるみたいですね」
税込864円のペヤング
そうめんは夏ですが、すでに秋を味わった方もいます。
「今シーズン初の松茸を食べました。割烹や料亭の焼き松茸とか土瓶蒸しとかは、食べ飽きていますが、ちょっと珍しいところで、得意先まわりの途中、セブン-イレブンで昼を済まそうとカップ麺の棚に向かうと、ペヤングの松茸やきそばが新発売として積み上げられています」(Cさん)
小高「それを食べたという話?」
Cさんが目にしたのは『ペヤング一贅沢やきそば 本物の松茸』。価格は税込みでなんと864円です。
「迷いましたが、ここは食レポを送るんだという衝動にかられてレジを済ませ、お湯のコーナーで黒いフィルムを外します。
乾麺の上にフリーズドライの松茸のスライスが大小10個ほど小袋に入っています」(Cさん)
それを画像で見た小高は「結構大きいわ!」と驚きます。
ハッキリ言って捨てたもんじゃない
「これを麺の上にあけて、お湯を注ぐと、松茸の香りが私のまわりに立ち込めました。ちょっぴり優越感にひたりながらお湯を捨てて、800円ですからお湯を飲みたいくらいですが、車に戻ってソースをかけてかきまぜて食べました。
ハッキリ言って捨てたもんじゃないですよ。お湯で戻した松茸はしゃきしゃきとした食感もあり、ソースも出汁のきいた塩焼きソバの感じで、松茸を引き立てております。800円、私は納得しました。私の豪華な食生活の1ページをお届けしました」(Cさん)
小高「確かに松茸が本物の香りとわかりましたが…ペヤングの焼きそばとは合うの?(笑)」
つボイ「ソースは出汁のきいた塩焼きソバとありますが」
小高「じゃ、おいしそう。家ならお湯を捨てずにそれで松茸ご飯を作るとか」
つボイは「買ってみたくなったなぁ、豪華な秋の話題でした」と、締めくくりました。
(みず)
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