ドラゴンズ柳裕也投手が“幻のノーヒットノーラン”を語る 福永裕基、石川昂弥に猛ツッコミ!
【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】
CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム
このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい! との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。
1月28日の放送回はドラゴンズ柳裕也投手がサンドラ生出演。野球からプライベートな話題まで幅広いトークが繰り広げられた。柳投手の2023年シーズンを振り返るにあたって一番に思い起こされるのが“幻のノーヒットノーラン”。まずはこの試合にまつわるエピソードから・・・
柳投手が選ぶ2023年シーズンのベストゲーム
柳投手が2023年シーズンのベストゲームに挙げたのは、やはり“幻のノーノー”となった8月13日のカープ戦。9回を無安打無失点に抑えたものの、打線の援護に恵まれず記録達成とはならなかった。登板中には味方の珍プレーもあり、試合は結局サヨナラ勝ち。この試合における柳投手の心境と降板後のエピソードなど細かく明かされた内容は以下。
柳投手:調子自体は別に普通かなという感じで始まりました。ノーヒットノーランを意識し始めたのは5回ぐらいからですね。僕以外、チームメイトはだれも意識していなかったと思いますが。勝手に意識していました(笑)
―8回表に福永選手の“珍プレー”が出るもノーノーは継続。送球がファーストではなくキャッチャー方向にとんでもなく逸れたが、あの時のマウンドでの気持ちは?
柳投手:このプレーは送球に目がいきがちなんですけど、「まず捕れよ!」という言葉を送りたいですね。まぁ緊張していたとは思うんですけど(笑)。(映像で見た福永選手の表情は)血が通ってないですね。
―9回ウラにチームが点を取ればサヨナラ勝ちで柳投手もノーヒットノーラン達成となったのだが、細川選手が見逃し三振に倒れてスリーアウト。この攻撃はどんな心境で見守っていた?
柳投手:結構良い打順だったので、なんとか頑張ってくれるだろうなと思って見ていたんですけどね・・・(細川選手に対して)振りなさい!(笑)
―10回表にライデル・マルティネス投手が1点を取られたものの、その裏の攻撃で石川昂選手と宇佐見選手の2者連続本塁打でサヨナラ勝ち。この場面はベンチで見ていた?
柳投手:いや、ロッカーで見ていました。
―まずは石川昂選手の一発に関しての感想は?
柳投手:すげぇーな、と。
―続く宇佐見選手のサヨナラ本塁打に関しては?
柳投手:これは映像で見ていたんですけど、入るとは思わなかったんで。慌ててグラウンドに飛び出しました。
―歓喜の輪の中に行くのが遅れたんですよね?
柳投手:遅れました。遅れたんですけど両手に水を持っていて、誰に掛けにいこうかと走りながら、一番すごいのは「俺じゃね?」と思ったんで、自分で両手の水をかけましたね。
ここで、石川昂選手の映像コメントがカットイン。試合後に柳投手と会話を交わしたエピソードを披露。柳投手の「遅ぇよ」などのツッコミにおける石川昂選手の反応が以下。
石川昂選手:「遅ぇよ(by柳投手)」に対しては、「スミマセン」と(苦笑)。「(本塁打を打った打席では)バットを短く持ったりしてたんで・・・」「いや俺の時から短く持てよ!(by柳投手)」「すり足もして・・・」「いや俺の時からしろよ(by柳投手)」と。
―石川昂選手から柳投手にメッセージ
石川昂選手:昨シーズンは非常にご迷惑をおかけしたので、今年は打てるように頑張ります。
―石川昂選手のメッセージを受けて
柳投手:本当に遅いんですよ。しかもコイツ、「スミマセン」って言ってましたけど、本当は「サーッセン」みたいな感じで言ってましたからね(笑)
柳投手のMy能力チャート
この章では『My能力チャート』として柳投手が5つの項目を自身で数値化。『チーム貢献度』と『メンタル』を5、『頭脳』と『面白さ』、『キャプテンシー』は1と極端な数字に。しかし、この数字設定にはある狙いが隠されていた。この自己評価をもとにファンの意見を聞くという企画でもあるため、あえて低く設定することでファンから高評価を得ようとしたもの。柳投手の思惑通りファンから高評価を得たことで「作戦通り」とニヤリと笑ってみせた。分析コメントは以下。
―『キャプテンシー』1について
柳投手:僕はそんな全然(高いと)思っていないんですけど、ファンのみなさんがああやって(高いと)言うなら、そうなんじゃないですかね。
―『メンタル』5について
柳投手:メンタルは去年相当鍛えられましたね(笑)
次の章では『プライベート編』として、「柳的相関図」を紹介。
柳的相関図 感謝しているのはだれ?
柳投手が“感謝している相手”というのは大野雄大投手。その理由は「おごってくれるから」とのこと。
大野投手:柳は連れて行く価値のある後輩なんで。全然惜しまずに行きますけどね。柳自身も後輩にたくさんお金を使っていると思うので、良いものを引き継いでくれていると思うので・・・これからもいっぱい行こうね(ハート)。
感謝している理由が「おごってくれるから」と明かされると、「それしかないんかい!」など笑いを交えながら大野投手のツッコミを受けた柳投手のコメントは以下。
柳投手:大野バンクさんいつもありがとうございます(笑)。いやでも本当に大野さんには1年目から良くしてもらって感謝です。
―柳投手がよく連れて行く後輩は?
柳投手:去年は高橋宏斗(※「高」は「ハシゴダカ」)が多かったんじゃないですかね。
柳的相関図 不満を持っているのはだれ?
柳投手が“不満を持っている相手”は高橋宏斗投手。その理由は「人間性を直してほしい」と愛ある苦言のコメントは以下。
柳投手:挨拶から礼儀から「ちゃんとせえ」と毎日説教しています。
―去年、高橋投手からフォークボールを学んだのはという情報も?
柳投手:僕は高橋宏斗投手から聞く山本由伸投手のフォークを真似したんです。だから宏斗は中間役というか仲介業者です(笑)
柳的相関図 付き合うならだれ?
柳投手が“付き合う相手”として選んだのは石橋康太選手。「石橋は良いヤツなんで。それにクマみたいな外見もしていますし。なんかいいなって」とのこと。柳投手に選ばれた石橋選手は。
石橋選手:付き合いますね(笑)。柳さんは一緒にいてめちゃくちゃ面白いので、毎日楽しそうだなってなりますし。すごく尽くしてくれそうな感じがありますね(笑)。長く続くんじゃないですか?(笑)。柳さん、指名していただきありがとうございます。野球でも指名してもらえるように頑張ります。よろしくお願いいたします
逆ラブコールを受けた柳投手の反応は以下。
柳投手:付き合いたいって言ったんですけど、いざ「僕も付き合いたいです」って言われるのはキモイです(苦笑)。ちょっとキモイからやめて(笑)
―キャッチャーとしての石橋選手の評価は?
柳投手:自主トレでも一緒に何日間かやって、今年にかける意気込みもすごいので。一緒にバッテリーを組んで勝ちたいですね。
小笠原投手も参加!「○」「×」一問一答
Q1.2024年の開幕投手は俺だ!
柳投手:○ テレビ的にマルでしょう。いやいや開幕投手の意欲はありますよ。頑張ります。アピールしますよ!
小笠原投手:× どっちかがマルだったら、どっちかはバツなんですよ。これは絶対です。テレビ的に(笑)。(開幕投手への意欲はない?)もちろんありますよ、はい。
Q2.2024年 2人合わせて30勝!
柳投手○ 30勝と言わずにもっと頑張ります。(30勝の配分は)20と10で僕が20勝ちます。
小笠原投手:○ もちろん40勝ぐらいしたいですね。ふたりで20、20ぐらいで。
Q3.2024年 野手に求めるのは守備より打撃!
柳投手:○ はい・・・打ってほしいなって(笑)
小笠原投手:× 打撃をというより両方ですよ。僕も打撃は頑張るんで。
Q4.2024年、弱いドラゴンズはもう終わり!
柳投手○ 今年こそ(弱いドラゴンズは)終わりにして、ファンの皆さんに喜んでもらえる、自慢できるドラゴンズになります。
小笠原投手:○ このふたりがピッチャー陣を引っ張って頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 開幕投手は柳投手!?
柳投手が今季、ファンとの約束として掲げた目標は『ドラゴンズファン熱くします!』。「ファンの人に喜んでもらいたいですし、そのためには勝つしかないと思います。とにかく前半からガァーといけるように頑張ります」とスタートダッシュを誓ってくれました。
今週のサンドラを観て気になった場面は、開幕投手に関する一問一答コーナーの場面。小笠原投手のコメントの歯切れがどことなく悪かったような気が・・・。これはもしや、すでに柳投手で決定しているのではと勘繰りを入れてしまいました。昨年の柳投手は「幻のノーノー」以外にも打線の援護に恵まれず勝ち星が伸び悩みましたが、活躍ぶりは間違いなくエース級だったので・・・。兎にも角にも2024年は柳投手に多くの勝ち星がつき、20勝していただきましょう!!
(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)