実は最強!「大葉」がメインのおかずに変身!?大葉大国で聞いた豪快で激ウマ飯とは
6月に旬を迎える大葉は、刺身に添えるツマや薬味といった脇役のイメージ。しかし産地に行ってみると、大量消費という言葉にふさわしい、大葉が主役の衝撃的なレシピの数々が…。大葉大国で農家の「大量消費めし」を教えてもらいました。
どんな料理にも合う!大葉の香りがより強くなる豆知識とは?
愛知県は全国一の大葉生産量を誇り、最も多いのが豊橋市。市内の温室を訪ねると、大葉特有のさわやかな香りが漂います。豊橋市で大葉を栽培する83戸の農家が、1年中温室で栽培をしています。温室を見せてくれた農家の方に、ご飯のお供になるレシピを聞き込み!
(農家)
「しょう油とごま油、トウバンジャンで作ったタレにつけて、『大葉のしょう油漬け』として食べている」
さらに、料理に役立つ大葉の豆知識も教えてくれました。
(農家)
「大葉のにおいのもとが、(葉の)裏面に付いている。においが入ったカプセルのようなものがある。大葉をつぶすと香りが広がる」
大葉の香りは、葉の裏側にある細かい粒に格納されており、食べる直前に刻むことで、香りが強くなります。納豆や焼きそばに刻んで入れれば、香りも彩りもアップするとのこと。
刻んで混ぜたり巻いて揚げたり!アレンジ自在な大葉の使い方
続いては、大葉を使ったおつまみです。
(農家)
「みそを大葉で巻いて、油で揚げる『大葉みそ』は、お酒のつまみにもなるし、ご飯のおともにもなる」
大葉を販売している、豊橋市道の駅とよはし内「あぐりパーク食彩村」でも、レシピを調査しました。
(女性)
「イワシに大葉、ショウガを巻いて(つまようじで止め)180℃の油で3分揚げる。『イワシと大葉の唐揚げ』です」
別の女性は、豊橋の名産品を使ったレシピを教えてくれました。
(女性)
「豊橋ってちくわが有名じゃん。ちくわに、大葉と細切りしたスライスチーズをつめる」
他にも、豚バラ肉に巻く「肉巻き大葉」、刻んだ大葉を混ぜる「大葉入りまぜごはん」「大葉たっぷりそうめん」「大葉で巻いた鶏の唐揚げ」「大葉とササミのフライ」など、多くのレシピが出てきました。
まさに大量消費!数百枚を消費する簡単な大葉レシピ
今回、大葉レシピを作ってくれるのは、大葉農家3代目・大林元さんと、元さんの母・大林のぶ子さんです。
(元さんの母・のぶ子さん)
「(用意した大葉は)50束。1パックに10束入っている」
一品目は「ほぼ大葉のかき揚げ」です。大葉の天ぷらと言えば、1枚を丸々揚げたものが一般的ですが、今回は豪快に100枚を使います。
レシピ①:ほぼ大葉のかき揚げ
・千切りした大葉100枚と、少量のシラスを天ぷら粉であえる
・180℃の油で3分ほど火が通るまで揚げる
レシピ②:大葉丼
・水をよく切り、千切りした大葉100枚にシラスと塩昆布、すりごまを入れて混ぜる
・ご飯の上に乗せ、お好みで温泉卵を乗せる
レシピ③:大葉ハンバーグ
・合いびき肉500gに塩コショウを振る
・もやし200gをザク切りにして、合いびき肉の入ったボウルへ
・大葉50枚を刻み、混ぜ合わせる
・焼肉のタレを少量入れて混ぜ、火が通るまで焼く
レシピ④:大葉のお好み焼き
・刻んだ大葉・キャベツ・シラスを、お好み焼き粉と混ぜ合わせる
・フライパンで両面焼く
今が旬の大葉で、皆さんも大葉料理を作ってみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「チャント!」6月11日放送より