おすすめの食べ方は冷凍!今が旬の「たねなし柿」
月曜日の『CBCラジオ #プラス!』では旬の食材を紹介しています。10月27日の放送では、名古屋市中央卸売市場名古青果の安藤さんが「たねなし柿」をピックアップしました。聞き手は光山雄一朗アナウンサーと三浦優奈です。
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安藤さんによると、有名なたねなし柿には「刀根早生柿」や「平核無柿」などがあるとのこと。
実は、たねなし柿のほとんどは渋柿の一種で、そのままでは渋くて食べられないため、生産地でガス処理などの方法によって渋抜きを行ない、市場に出荷されているそうです。
また、愛知県で多く生産されている「次郎柿」は甘柿ですが、たねなし柿の仲間に分類されます。
主な生産地は、1位が和歌山県、2位が奈良県、3位が新潟県です。
昨年は天候不良や病害虫の影響で不作傾向でしたが、今年は大きな被害もなく、平年並みの作柄が期待できるとのことでした。
選び方、保存方法
続いて安藤さんは選び方のポイントについても紹介。
たねなし柿は当たり外れが少なく、青みが多少残っていても美味しく食べられます。
中でも、ヘタが果実にぴったりと張り付いていて、ずっしりと重みのあるものは中身がしっかりしているそうです。
色がしっかりとオレンジ色に回っているものも良いですが、果肉はやや柔らかめになるため、硬い柿が好きな方は少し青みが残るものを選ぶのがおすすめです。
保存の際には、今の気温なら2~3日は常温でも大丈夫ですが、意外と日持ちしないため、硬めの状態を保ちたい場合は冷蔵庫での保存が良いそうです。
保存のポイントは、ヘタの部分を乾燥させないこと。
ヘタが乾くと追熟が進んでしまうため、ヘタを少し湿らせて逆さにし、袋などに入れて冷蔵庫で保存すると長持ちします。
おすすめの食べ方は冷凍
意外と早く熟してしまいがちなたねなし柿のため、いつの間にか柔らかくなるケースが多いそうです。
その場合、安藤さんは、冷凍してシャーベットのようにして食べることをおすすめします。
冷凍することで甘みが強く感じられて美味しいとのこと。
「そのまま入れていいって発想あんまりなかった」と、ふたりも驚いていました。
冷えてきた朝晩に、厚着をしながら冷たい柿を味わうのも、この季節ならではの楽しみ方かもしれません。
(ランチョンマット先輩)
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