初音ミクのソロ曲が意外な演出!「マジカルミライ」ならではのガールズバンド

『初音ミク「マジカルミライ 2025」』は、8月1日から3日に初開催の仙台、9日から11日に大阪、29日から31日まで東京の各会場で開催され、盛況のうちに終わりました。CBCラジオ『RADIO MIKU』は、8月から9月にかけてプロ野球中継で数回放送を休止したため、10月5日の放送では、パーソナリティの清水藍がリスナーからのメッセージを紹介しながら、あらためて「マジカルミライ 2025」を振り返ります。
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オープニング楽曲は、世界最大規模のボカロ楽曲レーベル「KARENT(カレント)」より、「Hope U Bloom」(猫舘こたつ feat. 初音ミク)をセレクト。2025年8月31日に投稿された曲です。
清水「8月31日というと、ボカロファンならピンとくると思いますが、初音ミクの記念日、誕生日ですね。
2007年8月31日に発売されたということで、私たちボカロファンにとってとても大切な日ですが、今年は中日戦のナイター中継と重なり放送休止だったので、触れることができずに10月を迎えてしまったなと」
今年のミクの記念日もお祝いを兼ねて多くの新曲が投稿されましたが、この選曲は新しい幕開けにぴったりなエネルギッシュで希望に満ち溢れた明るいメロディが特徴的。
動画の概要欄や、クリプトン社のプレスリリースにはクリエイターの猫舘こたつさんの思いがつづられており、その中では「初音ミクへの愛」が語られているそうです。
曲のおすすめポイント
前回の放送で通算500回を達成した『RADIO MIKU』。
「心機一転、この番組を続けていきたいという思いを込めてこの曲を選びました」と清水。
清水「私が特にこの曲で好きなのが、2番のAメロからBメロにかけての部分、時間で言うと1分36秒~2分1秒の間。30秒にも満たないこのポイントでミクの歌声の調声が変わって行ったり、バックトラックの音表現が本当に上手で」
猫舘こたつさんの楽曲と言えば「黙ってロックをやれって言ってんの!」のイメージが強ですが、「ロックをベースにしつつも遊び心を加えるなどのエッセンスの追加がうまい」と分析。
また「ボイスライブラリーが流れるように切り替わっていくところも魅力」と清水。
オリジナルがスイートなどに切り替わるところが、初音ミクの本音を代弁しているかのように聴こえるのも曲に惹き込まれる理由だとか。
「マジカルミライ」の演出はガールズバンド
この楽曲がニコニコに投稿されたのは8月31日ですが、実はクリプトン・フューチャー・メディアが運営する「ピアプロ」に投稿されたのは今年の2月。この曲は「マジカルミライ楽曲コンテスト」の参加曲でもありました。
惜しくも受賞は逃しましたが、先日の「マジカルミライ」のライブでは「黙ってロックをやれって言ってんの!」が演奏され、大いに会場を盛り上げました。
「いろいろ書くと収拾つかないので、ひとつだけ言わせてください。『黙ってロックをやれって言ってんの!』で4人が出てきて、某所で怒られそうな配置で演奏が始まった瞬間、冗談半分の予測が当たって泣きそうになりました」(Aさん)
清水「本来、ミクのソロ曲なのに鏡音リン・巡音ルカ・MEIKOの4人と一緒にガールズバンドさながらの登場で、MVとも配置が似てて驚きました」
「今年の『マジカルミライ』のライブナンバーワンは『黙ってロックをやれって言ってんの!』です。MVの配置が似ているだけならまだしも、ミクさんは溜める溜める。歌唱も『マジカルミライ』仕様。あまりにも感動して涙してしまいました」(Bさん)
この番組をきっかけに「黙ってロックをやれって言ってんの!」を知ったというリスナーも多かったようです。
(葉月智世)
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