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ノーベル賞選考委員会がパニック!今年の受賞者に起きた前代未聞の珍事

ノーベル賞選考委員会がパニック!今年の受賞者に起きた前代未聞の珍事

今年のノーベルウィークが始まり、連日受賞者の発表が続く中、選考委員会をパニックに陥れる前代未聞の出来事が起きました。10月9日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、大阪大学の坂口志文特任教授らと同時にノーベル生理学・医学賞を受賞したアメリカの研究者に起きた驚きのエピソードについて、パーソナリティの永岡歩アナウンサーが解説しました。

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連絡が取れない異例の事態

アメリカの研究者、フレッド・ラムズデル氏は、なんと受賞決定の電話に全く出なかったといいます。

受賞を一切考えていなかったラムズデル氏は、発表時、なんとハイキング中で、受賞の連絡に気付かなかったのです。

ノーベル賞選考委員会のパールマン事務局長は、2016年の就任以来、「受賞が決まった研究者への連絡がこれほど難しかったことはない」と語ったそうです。

「出ろー出てくれー!みたいな(笑)」と、石坂美咲はパールマン事務局長の思いを代弁します。

完全オフライン状態

休暇中のため携帯を機内モードに設定していたラムズデル氏。ノーベルウィークだというのに、完全にオフライン状態でした。

永岡「すごくない?当然、その世界では天才的なすごい方なはずじゃない。周りは『いやいや先生、今年ありますよ』って言うぐらいの方じゃん」

石坂「永岡さんだったら『俺かな?俺だろ!』」

永岡「絶対!ずっと待ってる。もう24時間寝んやん!」

石坂「正座して待ってる」

永岡「戦力外通知を受けたプロ野球選手の密着されてる時みたいな。電話鳴ったら『はい、もしもし』」

石坂「すぐにね。ワンコールの0.5ぐらいで」

時差や行き違いもあり、最終的にパールマン事務局長とラムズデル氏が連絡を取れたのは受賞発表から20時間後でした。

永岡「手が出るほど欲しいはずのノーベル賞。どっかの国の大統領はそのために功績を残そうと頑張りまくってるわけですけどもね」

研究者のあるべき姿?

しかし永岡は、これが「あるべき姿なのかもしれない」と語ります。

永岡「そのために何かするんじゃなくて、自分の研究をしっかり続け、評価され、それを『評価してくれー!』じゃなく、結果、周りが評価して。『これってすごいことだよね、この方に賞を贈ろうよ』『あ、僕なんですか?』っていう」

石坂「ああーなるほどね」

永岡「あるべき姿という感じもしますが、いや、すごい」

電話を受ける前に、ラムズデル氏の妻のところには大量の祝福メッセージが届いていたそうです。

永岡「『あんたあんたあんた!めちゃめちゃ来てるけどなにこれ!何も聞いてないの?』『ああ、機内モードにしてた』」

石坂「わかんないよね」

最初に気付いたのが、奥さんの携帯に届いたメッセージからという、なんとも微笑ましいエピソードです。

ノーベル賞の連絡よりハイキングを優先できる。そんなマイペースな研究者の姿に、永岡と石坂も感心しきりでした。
(minto)
 

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