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日本海沿いの旧国道7号に眠る3連隧道 山形の埋もれた「油戸隧道」も

日本海沿いの旧国道7号に眠る3連隧道 山形の埋もれた「油戸隧道」も
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、日本海沿いに残る新潟・山形の旧道を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

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「一級国道7号線」の銘板も残る、国道7号の旧道

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

江戸時代、新潟市と秋田市を結ぶ「羽州浜(うしゅうはま)街道」と、秋田市と青森市を結ぶ「羽州街道」の2つからなり、日本の重要な縦貫道路として商人の行き来や参勤交代などで使われていた「国道7号」。日本海沿いを走っており、その付近には今も旧道が多く残っています。

山形県と新潟県の県境あたりにある「府屋(ふや)第二トンネル」の隣には、1963年竣工の「間の内隧道」が存在。道幅が狭く、交通量が増えた影響で新しく「府屋第二トンネル」が造られ、「間の内隧道」はわずか15年でその役割を終えました。「間の内隧道」の反対側の坑門には、「一級国道7号線」と書かれた銘板が見られます。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

その先には30mと短い「岬隧道」、さらに全長300mの「大崎山隧道」が続き、この旧道には3つの隧道が連なっています。「岬隧道」は通り抜けることができますが、「大崎山隧道」は老朽化が進み、崩れる恐れがあるため通行止めになっています。

戦時中に竣工した「油戸隧道」

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

山形県鶴岡市にある県道50号の「油戸南トンネル」近くには、隧道の痕跡が存在。車のすれ違いができないほど狭く、今は役目を終えて埋められています。また、すぐ北側にある「油戸トンネル」にも隧道が存在し、坑門には「油戸隧道」と書かれています。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

戦時中の1941年に竣工し、付近にあった石炭鉱山からの運搬や、生活道路として使われていたのではないかとのこと。1973年まで使われましたが、新しいトンネルができたことで役目を終えました。油戸隧道の入口は埋まっているものの、反対側まで繋がっているようです。

1月23日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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