見られたらラッキー!あくびをするオオサンショウウオ!?「アクア・トトぎふ」の人気生き物ランキング第1位は世界最大級の淡水魚!

爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は「秋のお出かけSP」。年間来場者数約418万人の人気スポット「河川環境楽園」を徹底取材します。
約250種類、約2万2000点の淡水魚水族館

サービスエリア「川島ハイウェイオアシス」と、そこに隣接する世界最大級の淡水魚水族館「アクア・トトぎふ」、木曽川の生態系を表現した「木曽川水園」の3つの施設を合わせた「河川環境楽園」。
来場者125人に目的を調査したところ、一番楽しみにしていたことは、2004年にオープンした“世界淡水魚園水族館”「アクア・トトぎふ」ということが判明!「アクア・トトぎふ」では、約250種類、約2万2000点の淡水魚を展示しています。
番組は、13年間で527回も通っているという“アクア・トトぎふデララバ”大森さんに、楽しみ方を教えてもらいました。
1階入り口付近で最初に見られるのは「アルダブラゾウガメ」。生息地は西部インド洋アルダブラ島。100年以上生きるといわれ、最大体重は約200㎏の世界最大級の陸ガメです。エサやりも可能。
大森さんによると、最大の特徴はまず、エレベーターで最上階まで上がり、下の階に下りながら展示を見ていくこと。エレベーター内は森の中のような雰囲気に演出されています。
4階は長良川の上流をイメージした世界が広がります。滝も流れていて、室内なのに野外にいるようです。4階から3階にかけては、長良川の上流から海へとつながる河口を表現しています。
4階で見られるのは「ヤマトイワナ」。水温が15℃以下の河川の上流域に生息する魚です。
3階では、8匹の「コツメカワウソ」の家族を目の前で見る事ができます。約100年前までは岐阜県内にもカワウソが生息していたそう。1日3回のエサやりタイムを目当てに来る人も。
「サツキマス」は、海で育ち、産卵のため生まれた川に戻ってくる魚。水槽内の3匹は実際に長良川にいた天然個体で、国内の水族館で展示されているのはアクア・トトぎふだけです。
「ヌマムツ」は臆病な魚なので、水槽の前まで行きたい気持ちを抑えて、3mほど離れた距離から見るのがオススメとのこと。3階には川の中の魚だけではなく、鳥の「コサギ」など、長良川の下流にいる生き物も展示しています。
日本ではあまり見られない!メコン川とアマゾン川の生き物を展示

2階は、日本から約4000㎞離れたタイやベトナムを流れるメコン川がテーマ。日本ではあまり見ることができない珍しい生き物がたくさんいます。
「オオアタマガメ」は、頭が大きすぎて甲羅にしまえない亀。「メコンオオナマズ」は大きいものだと全長約3m、体重約300㎏にもなります。ウロコのない淡水魚としては世界最大級で、アクア・トトのオープンに合わせてタイから連れてきたそう。日本の水族館では3か所しか展示していない貴重な魚です。
1階は、メコン川から見て地球の反対側、ブラジルなどを流れるアマゾン川がテーマ。最大の見どころは「ピラルクー」。全長約4m、体重約200㎏にもなるそうです。
1階出口付近では、生き物と直接触れ合うことができます。プールの中にはコイ、ニジマス、チョウザメなど約500匹。エサやりもできますが、魚に触るのは無料です。
アクア・トトぎふ人気の生き物ランキングを発表!

アクア・トトぎふの約250種類の生き物の中で、お客さん263人に調査した「人気ランキング」を発表!
「アクア・トトぎふ人気ランキング」第5位は、猛毒を持つという「ヤドクガエル」。展示しているのは「キオビヤドクガエル」、「アイゾメヤドクガエル」の2種類で、どちらも特徴的な体の色と模様をしています。鮮やかな体の色が人気の理由です。
「アクア・トトぎふ人気ランキング」第4位は、特別天然記念物の「オオサンショウウオ」。全長約90㎝、体重約7㎏で、小さな目と大きな口が特徴です。飼育員・竹本さんによると、普段の動きはゆっくりですが、エサを食べる瞬間はとても素早いのだとか。エサやりは週1回で、金曜日の午前中が多いそう。口を大きく開けて“あくび”をするのが見られたらラッキーとのこと。
エサを丸のみ!?4匹のピラルクーは大迫力!

「アクア・トトぎふ人気ランキング」第3位は、絶滅危惧種にも指定されている「メコンオオナマズ」。最大約3mにもなる世界最大級のナマズで、野生で生息しているタイでは“大きい魚”を意味する「プラー・ブック」と呼ばれています。アクア・トトぎふでは7匹も展示していて、一番大きい個体は186㎝です。
メコンオオナマズは、ダンゴ状に丸めた約30gのエサを1日に3個食べるだけ。少食でも最大3m・300㎏にもなる不思議な生態の魚で、謎も多くあるのだとか。池谷幸樹館長によると、「他の魚だったら、おなかがすいたら食べちゃう。かたくなに食べないので、まだ野生の状態を残している。純粋に野生の遺伝子個体なので、そういう性質が色濃く出ている」とのこと。
「アクア・トトぎふ人気ランキング」第2位は「コツメカワウソ」。8匹の家族で暮らしていますが、そのうち3匹は2024年に生まれたばかり。「ネオくん」はシャワーで遊ぶのにハマっていて、その姿がかわいいとお客さんから大人気。シャワーは1日3回エサやりの後に行われます。
コツメカワウソ担当の中野さんにカメラを預け、シャワータイムの至近距離での撮影をお願い。映像を見ると、ネオくんだけでなく、家族ぐるみでシャワーが好きなようです。
「アクア・トトぎふ人気ランキング」第1位は、世界最大級の淡水魚「ピラルクー」。生息地はアマゾン川流域。1億年以上姿を変えていない“生きた化石”と呼ばれる古代魚です。
アクア・トトぎふには、約60㎝~2mの4匹のピラルクーがいます。毎日午前11時30分から行われるエサやりは迫力満点。飼育員さんが投げ入れるエサのアユを丸のみします!
番組は、めったに見ることができないピラルクーの赤ちゃんも撮影させていただきました。2024年12月に海外から輸入し、今はバックヤードで育てています。現在は全長約20㎝です。竹本さんによると、「1年たつと1mぐらいになります。成長がとっても早い魚」とのこと。
CBCテレビ『デララバ』2025年10月1日放送より
番組紹介

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