日本でオスのシャチが見られるのは名古屋港水族館だけ!今しか見られない赤ちゃんの姿にキュン♡名古屋港水族館の「GWにオススメ!人気の生きものランキング」を発表!

爆笑問題・太田光と石井亮次アナウンサーが、東海地方の定番を深掘りするバラエティ『太田×石井のデララバ』!今回は「GWオススメ!愛知の水族館SP」。名古屋港水族館と竹島水族館を特集します。
飼育数約500種5万点の名古屋の大人気水族館

まずは、1992年に開館した「名古屋港水族館」。週末のオープン前には100人以上が行列。年間来館者数は約240万人(2023年度)と日本を代表する巨大水族館です。飼育数は約500種5万点!
今回は水族館に訪れた264人に調査!「GWにオススメ!人気の生きものランキングTOP5」を発表します。
GWのオススメはかわいすぎる赤ちゃん!
「GWにオススメ!人気の生きものランキング」第5位は「ウミガメ」。室内展示水槽には3種類のウミガメを14頭飼育。一番大きいウミガメは甲羅の長さが約95cm、体重は約120kg。とても長い距離を泳ぐことができるので、水槽は上から見るとドーナツ状に。止まることなく泳ぎ続けられるようになっています。
オススメはウミガメの赤ちゃん。2024年9月に生まれたアオウミガメの赤ちゃんが見られます。赤ちゃんの姿が見られるのは、とても珍しいのだとか。水槽にはウミガメが卵を産むための砂浜が併設されています。名古屋港水族館では、1995年に世界で初めて屋内施設での繁殖に成功。それからほぼ毎年、繁殖を成功させています。
ウミガメ担当飼育係の森さんによると、これまで生まれたアカウミガメの数は約1万7頭。産卵があった翌日には、担当飼育係が卵を掘り返して別の建物にある人口孵化(ふか)場に移し、2か月管理するそう。砂の中から出てくる赤ちゃんの大きさは約3㎝。1匹では砂を押し上げる力がないので、力を合わせて一斉に地上に出てきます。

「GWにオススメ!人気の生きものランキング」第4位は「イルカ」。名古屋港水族館では現在15頭のイルカを飼育しています。「イルカパフォーマンス」でのジャンプの高さは約6m!パフォーマンスをするメインプールの大きさは日本最大で、水量は約1万3400tです!
客席からではなく横から見ると、ジャンプするイルカと観覧車を一緒に撮影できると人気。屋外観覧席の下にある水中観覧席からパフォーマンスを見ることも可能です。
オススメは、バンドウイルカのオス3歳のレイ君。お母さんイルカに寄り添って泳ぐかわいらしい姿が人気です。
低い声が聞けたらレア!?鳴き声が魅力のベルーガ

「GWにオススメ!人気の生きものランキング」第3位は「ベルーガ」。別名「シロイルカ」とも呼ばれ、一面氷の北極圏で生息しているため、保護色で白い体なのだとか。名古屋港水族館生まれのナナやミライなど4頭を飼育。体長は4m前後で、イルカより少し大きいサイズです。ベルーガが見られるのは、国内では4施設のみです。
ベルーガの魅力の1つが「鳴き声」。甲高く響く声に驚かされます。ベルーガ担当トレーナーの大友さんによると、ベルーガの鳴き声は口からではなく、頭の上の呼吸に使う鼻から出しているそう。50種類以上の鳴き声を使い分けています。個体ごとにお互いを認識する時に「鳴き交わし」をしていると研究されているそうです。
「ぷるぷるの唇」も魅力。ベルーガは柔らかい唇を使い、口をすぼめて、水を吹き出すことができます!口を使った特技の「バブルリング」は一番人気。空気と水を一緒に吹きつけて輪っかを作っています。
オープン当初から愛され続けるペンギン!

「GWにオススメ!人気の生きものランキング」第2位は「ペンギン」。水槽の中のペンギンは4種類で約150羽。エンペラーペンギンは世界最大のペンギンで、日本では2館しか見られないそうです。
ペンギン担当飼育係の大島さんオススメのペンギンの姿は「エサやり」。エサの入ったバケツを床に置くと、ペンギンが群がってわれ先に食べ始めるそうです。
名古屋港水族館の栗田館長は、1992年オープン当時のペンギン担当。当時はイルカもシャチもおらず、訪れた多く人たちの目当てはペンギンだったそう。オープン初日の映像を見ると、外には2000人以上の大行列。先頭に並んでいた人には、ペンギンのぬいぐるみをプレゼントしています。
オスのシャチを見られるのはここだけ!

「GWにオススメ!人気の生きものランキング」第1位は「シャチ」。北極や南極の寒い地域から赤道付近まで、世界中の海に生息。時には、クジラさえも襲うほど強く、海の生態系のトップに君臨する「海の王者」です。
現在、シャチを飼育する水族館は3か所。名古屋港水族館では、メスのリンとオスのアースの2頭を飼育。オスのシャチを見られるのはここだけ!日本一大きなアースの体長は約6m、体重は約3.7t(2025年3月現在)です。
名古屋港水族館に初めてシャチが来たのは2003年。初代シャチトレーナーの神田さんは、「最初は怖かった。なにが好きで、なにがイヤかわからない。心と体を見抜けるようになるまでは苦労した」と当時を振り返ります。
今回、特別にトレーニング現場を密着取材。現在5人いるシャチトレーナーの1人、宮嶋さんに密着しました。トレーナーの仕事は冷蔵庫からエサを運び出すところから始まります。2頭で1日約130㎏の量を用意。内臓は釣り針が入っている可能性があるので、全て取り除きます。1時間の作業で、用意できるのは午前中に食べる35㎏ほどだそうです。
午前9時15分、朝のトレーニング開始!最初に行うのは体温測定。シャチの体温は人間と変わらない35度ほどとのこと。トレーナーのサインを認識したご褒美は、用意した魚や氷。そして、「ゼロ距離スキンシップ」が大事なポイント。信頼関係を築いていくために、触ったりなでたりすることで絆を深めるそうです。シャチやイルカなどは、互いの体に触れることでコミュニケーションをとる生きものなのだとか。
コミュニケーションで信頼関係ができたら、歯磨きもさせてくれます!機嫌が悪いかどうかは、ちょっとした仕草や息遣いなどから判断しているのだとか。もちろん生きもの優先なので、体調や調子がすぐれないときは、その日のトレーニングをやめる事もあるそうです。
CBCテレビ『デララバ』2025年4月16日放送より
番組紹介

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