厚切り!?よく焼き!?コメダのちょっと嬉しいサービスとは?お客を魅了する”こだわり”を紹介!
今や全国の老若男女問わず愛され続ける名古屋発の喫茶チェーン「コメダ珈琲店(以下コメダ)」。東海地区のモーニング文化の後押しもありますが、どこでも美味しいコーヒーと食事が楽しめ、そしてつい長居してしまうほど居心地がいい。なぜコメダはこんなにも人々を魅了し続けるのでしょうか。今回はコメダにまつわる人気の秘密について迫っていきます。
コメダの歴史・元々は米屋だった!?
他ブランドも含めれば全国で1,000店舗近く展開するコメダ。その創業は1968年。1960年にコーヒー生豆輸入が自由化され、第一次コーヒーブームの最中に創業者である加藤太郎氏により名古屋市西区の那古野に誕生(同店は2014年に閉店)。加藤太郎氏の実家は米屋であり「米屋の太郎」をもじってコメダとなりました。また家業を継ぐのが当たり前の時代に独立を許してくれた父への感謝も込められていたとも言われています。
創業初期は暖簾分けという形で名古屋を中心に店舗を拡大。その後1990年から現在のフランチャイズ展開を開始し、2019年、47都道府県すべてで店舗出店を達成。まさに全国で親しまれる喫茶店としての地位を確立したのです。他県に出店する際、モーニングサービスに馴染みのない地域では「パンは頼んでいませんけど…」と言われることもあったそうで、コメダがモーニング文化を日本中に広めたと言っても過言ではないですね。
居心地の良さの秘密とこだわり
コメダに行くといつも長居してしまう、なぜか気軽に立ち寄ってしまう、と言う方も多いかと思います。実はここにもコメダならではのこだわりが。
ベロアを使用したレトロな見た目と適度にフカっとした座り心地のソファ。コメダのソファは日本人の体型に合わせ、膝下、座面の奥行き、背もたれの高さから座り心地まで計算した特注品。隣席とのパーテーションはお互いに目が合わない上に圧迫感がないように作られています。また、年齢問わず落ち着けるように、店内は優しい色合いの木目やレンガ素材を使用するなど、コメダのかかげる「街のリビングルームでありたい。」という想いが具現化されているように感じられます。
看板商品であるコーヒー。何気なく口にするそのカップはなんと有田焼。分厚いカップにすることで時間が経っても冷めにくく、そして飲み口は丸く飲みやすい。コーヒーの温度は80℃前後で客席に届くように設計されています。特注のソファやコーヒーを長い時間美味しく楽しめるように設計されたカップといい、そのひとつひとつが居心地の良さの要素なんですね。
そんなことができるの!?知られざるコメダの裏技
全国一律のサービス品質と味を守るコメダですが、実は来店客ひとりひとりの要望に応えるためにメニューには記載されていない裏技があります。今回はその一部をご紹介します。
1.食パンの厚みと焼き加減を指定できる!?
サクッと軽くしっとりもちっとした食感が人気のコメダのトースト。このトーストはなんと注文時に「厚切りで」と伝えると無料で分厚いトーストで提供してくれるのです。さらには「耳なし」や「よく焼き」など、お客さんの要望で柔軟に対応してもらえるというサービスが存在します。これはトーストに限らずシロノワールにも適用可能。こんがりサクッとした食感と甘いソフトクリームで絶妙な味わいになること請け合い。(※店舗により対応できない場合もあります)
2.コーヒーについてくる豆菓子を追加オーダーできる!
塩気があってカリッと軽い食感の豆菓子。コーヒーを注文すると1つ無料でついてくるコーヒーのお供としてコメダユーザーには浸透していますね。レジ横には自宅で楽しむためのものも販売されていますが、なんとこの豆菓子も1つ10円で追加することができます。長居して口寂しい時にちょうどいいですね。
3.ウインナーコーヒーのホイップクリームは別皿で注文可能!
ウインナーコーヒに乗せられた山盛りのホイップクリーム。実は別皿で注文することができ、最初はブラックコーヒー、途中でホイップクリームを入れてウインナーコーヒーとして楽しめるだけでなく、小倉が乗ったトーストに塗って食べたりと味変やアレンジメニューを楽しむことができるのです。
常に来店客を考え続ける老舗喫茶店
創業時から変わらない居心地の良さとメニューとサービス。それでいてスパゲティやジェリコなどの新商品から季節限定商品の開発など、来店客を楽しませる新しさを追求し続けるコメダ。これからも「街のリビングルーム」であり続けてほしいですね。
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ライター名
KENTA
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#名古屋めしデララバ