2000人に1人しか注文しない幻のメニュー!?山本屋本店「味噌煮込うどん」意外と知らない驚きのサービス

2000人に1人しか注文しない幻のメニュー!?山本屋本店「味噌煮込うどん」意外と知らない驚きのサービス

名古屋めしの代表格「山本屋本店」の知られざる驚きの情報をお届けします。味噌煮込うどんの誕生秘話、硬い麺に隠された秘密、そして、2000人に1人しか注文しない幻のメニューまで厳選した情報を3つ公開!

知られざる驚きの情報①|味噌煮込うどん誕生秘話

山本屋本店は1907年(明治40年)に大須で創業。現在は愛知・岐阜で14店舗展開する言わずと知れた名古屋名物味噌煮込うどん発祥のお店と言われています。しかし、名古屋名物となるまでにはちょっとしたストーリーがあります。

味噌煮込うどんのルーツは、醤油や塩で味付けしたすまし汁に、団子やネギなどを煮込む田舎鍋をアレンジしたもの。その後、団子の代わりにうどんと、地元特産の赤味噌を使用したことで大ヒット。さらに1964年の東海道新幹線の開通により東西の人の行き来が生まれ、他にはない名古屋名物として全国的に知られるようになったのです。

また、土鍋でぐつぐつと煮て提供される味噌煮込うどん。その土鍋の蓋には、蒸気を逃がすための「穴」がありません。実は土鍋の蓋は取り皿代わりに使用することができるようにと、穴の空いていないものが採用されているのです。蓋の深さは取り皿にも最適ですね。

知られざる驚きの情報②|注文時に麺の硬さが3つ選べる!

CBCテレビ:画像「デララバ」麺のイメージ

山本屋本店の味噌煮込うどんの麺といえば、初めて食べた人にとってはまるで生煮えで「芯」が残ったようなコシの強さが特徴。地元以外の人にとっては麺の硬さが慣れない人もいるようです。しかし、実は山本屋本店のうどんは注文時に3段階で硬さを選べるようになっているのです。

1つ目は「普通」。こちらは注文時に特に何も言わなければ、いつも通りのコシの強いうどんで提供されます。2つ目は「よく煮」。注文時に「麺を軟らかく」「よく煮で」と注文することで提供時から少し軟らかい食感のうどんが楽しめるようになっています。そして3つ目が「麺かた」。ただでさえ硬めに煮て提供されるうどんをさらに硬めで注文することができるのです!「麺かた」の場合は麺の茹で時間が極端に短く、湯が沸騰した瞬間に麺を取り出します。そのため小麦の味わいがより楽しめるのだとか。

各店舗には麺を茹でる「煮方」という職人が在籍。火の調節や麺の仕上がり具合など、微細な情報を汲み取ってうどんを茹で上げる職人は、山本屋本店の味噌煮込うどんになくてはならない存在です。さらに山本屋本店のうどんには秘密が。

中村区にある山本屋本店の工場では、ひたすら麺を打ち続ける「麺打ち職人」なる人が存在します。日々変わる気温や湿度などを考慮し、水の量やこねる強さを調整し続ける仕事は熟練した職人でなければ務まりません。麺はもちろん手打ち。その太さは茹でた時に一番コシが残る4.5ミリと決まっており、職人が手作業で切り分けているそうです。こだわりが詰まったうどんなのです。うどんのコシ、茹で加減、食感のどれひとつとっても、熟練した職人なしでは提供できないものということが伝わってきます。

知られざる驚きの情報③|まさかの〇〇抜きが選べる!?

CBCテレビ:画像「デララバ」

味噌煮込うどんといえば山本屋本店!と言われるほど浸透している名古屋めしですが、実はお客さんの要望があれば、なんと「味噌抜き」ができるというのです。その名も「すまし煮込うどん」。「味噌煮込うどん専門店なのに味噌抜き?」と不思議に思うことでしょう。しかし、山本屋本店の看板を見ると「味噌煮込うどん専門店」ではなく「煮込うどん 山本屋本店」と記載されています。

実は創業当時「すまし煮込うどん」は山本屋本店の看板メニューのひとつだったのだとか。今では「味噌煮込」のイメージが定着し、その名はメニュー表から消えてしまっていますが、それを知る数少ないお客さんの中には今でも「味噌抜き」つまり「すまし煮込」を注文する方もいるようです。なんとその数2000人に1人。地元・名古屋の人にとっても衝撃の事実ですね。

名古屋めしの当たり前を覆す驚きの情報の数々

今や名古屋に住む人々に限らず、全国の人からも根強い人気を誇る味噌煮込うどんですが、地元に住む人たちも知らない歴史や美味しさの秘密が山本屋本店にはありました。

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店舗名
山本屋本店 大門本店
住所
名古屋市中村区太閤通6-5
営業時間
11:00〜22:00
ラストオーダー21:30
定休日
年中無休
電話番号
052-482-2428

ライター
南野武

※記事内容は配信時点の情報となります。

#名古屋めしデララバ

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