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没後10年で2億再生!椎名もた「少女A」が遺したもの

没後10年で2億再生!椎名もた「少女A」が遺したもの

5月11日、椎名もた(ぽわぽわP)さんの楽曲「少女A」が、YouTubeにおいてボカロオリジナル楽曲として史上初となる2億回再生を突破しました。椎名もたさんがこの世を去り10年となる今年、追悼プロジェクト「You meet Siinamota」が立ち上がりました。2日に横浜で開催された『Project Circles -ミクたちとの共振-』内トークイベント「RADIO MIKU Presents ボカロは宇宙だ!~創作宇宙とUFOの遭遇~」(YOKOHAMA COAST garage+)では、このプロジェクトを企画した宮島杏里さんが登壇。楽曲制作の秘話や、椎名もたさんが遺した影響を、清水藍が尋ねました。24日オンエアのCBCラジオ『RADIO MIKU』から。

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スタッフも知らなかった「少女A」制作

現在は株式会社cadenaの代表を務める宮島さん。かつてピノキオピーさん、sasakure.UKさんなどが所属していた会社の「GINGA」レーベルで椎名もたさんをアシストしていました。

2013年10月17日、当時18歳の椎名もたさんが投稿した「少女A」には、意外なエピソードが。

宮島「ちょうどセカンドアルバムの『アルターワー・セツナポップ』をリリースした直後に生まれた作品なんですが、実は当時、我々もアップすることを聞いていなかったんですよ」

清水「そうだったんですか?」

宮島「リリースした直後なので、まさか新曲を作っていると思ってなくて。衝動的に本当に生まれた楽曲なので、よく聴いていただくと、リズムであったりとかタイミングっていうのがカッチリ合っているわけでもなく、ギター含めシンプルかつ衝動的に作られている印象的な楽曲ですが、その分、感情の揺れもある楽曲だなと思っています」

再生回数、すごいことになってね?

「少女A」は海外でこのイベントの時点では、まだ2億再生には達していなかったものの、「ここまで世界的に広がると思っていなかった」と当時を振り返ります。

その後は別の環境で働いており、アクセスが伸びていることに気づいていなかったそうです。

宮島「なんか再生回数、すごいことになってね?っていう(笑)」

清水「いつの間にか(笑)」

宮島「あれあれ?ってなったみたいなのが、不思議な出来事みたいな感じでもありますし。こうやって今、皆さんの前でお話させていただいていることも、プロジェクトとして携わらせていただいていることも、すごく不思議なご縁だなと思っています」

ステージでは、椎名もたさんの盟友であったササノマリイさんによる「少女A - one day After Another Remix」を聴きました。
このリミックスは、楽曲投稿から10年となる2023年の3月9日に投稿されています。

椎名もたさんが20歳でこの世を去り、すでに10年経ちました。
しかし「少女A」は歳をとらない鏡音リンの歌声とともに、今なおその影響を広げています。

宮島「そうですね、本当にありがたい限りで。日々拝聴しております」

二次創作による派生

ここで産業技術総合研究所 上級首席研究員の後藤真孝さんに質問する清水。
後藤さんはコンテンツの関係性を可視化する音楽視聴支援サービス"Songrium"(ソングリウム)を開発しています。

清水「ネットの中だからこそ、時が経っても、作者が亡くなっても、楽曲は引き継がれていることについて、どのように感じられますか?」

後藤「もともとボカロ文化が、みんなで二次創作をして創作を広げていくもので、派生が生まれると、そこで作品の価値がどんどん膨らんでいくんですよね。
オリジナル楽曲の価値が、イラストも含めて、いろんな人の力で広がっていくのが非常に素晴らしいなと思います」

ボカロ楽曲の広がりについて、クリプトン・フューチャー・メディア代表の伊藤博之さんに尋ねる清水。

伊藤「そうですね、音楽ってすごく気を遣うじゃないですか、いろんな確認取らなきゃいけないとかって。必要なところでもあり、過度にブレーキになっちゃってるところもあって、気になってはいたんですけど。

でもボカロって、しがらみがないところから生まれているので、いろんな上書きやリメイクがしやすいように、最初から設計されている。これ、すごい宝だと思うんですよね。
ずっと続いていくことが、文化の発展や国際的な繋がりを誘発するので、すごいなと思って毎回見ています」

プロジェクトの今後

最後に宮島さんへ今後の展開を尋ねる清水。

宮島「あの…まだまだいろいろとやっていくところで」

清水「ここだけでしか聴けない、みたいなのって…」

宮島「ここはちょっとね、ちょっとね…」

さらに質問を重ねる清水。

宮島「あの…いろんな関係各所のですね、ご調整がですね(笑)、現在進行形で、いろいろ進んでいますので」

清水「おお!」

宮島「ちょっと長い目で見ていただければと思いますので(笑)、プロジェクトのXの方をフォローいただけると幸いでございます」

会場は拍手に包まれました。
 

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