名古屋のタクシーは変わるのか?配車から育成までをAIで
AI技術の活用が広がる中、タクシー業界でも配車やドライバー育成、業務効率化にデジタル技術を取り入れる動きが加速しています。先日、AIを活用するスタートアップ「newmo」の子会社「newmo東海」が、今年秋に名古屋交通圏へ新規参入ことを発表しました。7月15日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、この話題を永岡歩アナウンサーと山本衿奈が取り上げました。
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この秋に名古屋交通圏へ新規参入する「newmo」は、すでに大阪や東京などへ進出しており、名古屋は新たな拠点となります。
同社では、電話予約を受け付ける際にAIが利用者と会話し、迎え先や名前など必要な情報を聞き取る自動応対システムを導入。その結果、電話がつながらないことによる顧客の取り逃しゼロを実現したといいます。
さらに、車両のGPSデータを分析し、利用客の多いベテランドライバーの走行ルートや営業方法をAIが学習。そのデータを新人ドライバーの育成に活用していることも紹介されました。
永岡「利用客の多いドライバーっていうことはつまり、お客さんに使ってもらいやすいルートを知っているベテランドライバーみたいなことか」
山本「おっしゃる通りで、その方の順路とかをAIが分析をしまして、新人の運転手さんの育成に活用を」
経験や勘に頼りがちだったノウハウをデータ化することで、新人でも効率よく営業できるようになり、より早く稼げる運転手さんの育成を目指しているということです。
人手不足解消にも期待
タクシー業界では慢性的な人手不足が続き、人材確保が大きな課題になっていると指摘する永岡。
その上で、AIを活用して効率的に稼げる環境が整えば、「しっかり働ける、しっかり稼げるならここで働いてみようかなっていうのは思うってことか」と期待を寄せます。
一方山本も「人手不足解消にもこれつながるかもしれない」と応じ、働きやすい環境づくりにもAIが役立つ可能性を示しました。
newmo東海は名古屋市のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」(名古屋市昭和区)に拠点を構えています。
永岡「地元名古屋が国内最大のスタートアップ拠点にしようって力を入れて立ち上げて、そんな地元で大きなチャレンジ」
山本によると、名古屋交通圏で新たなタクシー会社が参入するのは2009年以来で、およそ17年ぶり。永岡は「それだけ難しい業界というか、なかなかないところにチャレンジということ」と、新規参入の意義について語りました。
AIで点呼も
AIの活用は利用者向けサービスだけではありません。
法律で義務付けられている乗務前点呼では、タブレットと測定機器を組み合わせ、血圧や体温、アルコール値などを自動で測定。システムが異常なしと判断すれば、そのまま業務を開始できる仕組みになっています。
永岡は、これまで人が担っていた点呼業務をAIやデジタル技術で効率化することで、「人は少なく、乗れる、経営できるっていうところになっていくよね」とコメント。人手不足が続く中でも、安全性を確保しながら業務を回せる可能性に注目しました。
一方でこんな発言も。
永岡「我々が安く乗れるようになるのか、それとも働き手の利益が増えるのかはまだわからない」
AI導入による恩恵がどのような形で表れるのかは今後注目するポイントのひとつかもしれません。
AIで推奨営業ルート作成も
名古屋の既存タクシー会社でもAIを活用する動きがあります。
名鉄タクシーでは約3000万件に及ぶ乗降データをAIで分析し、時間帯ごとの推奨営業ルートを作成しています。新人でも効率よく営業できる環境づくりが進んでいるようです。
これを受け永岡は、自身が生中継で渋滞にはまり、地元の人から「その時間、その道あかんよ」と教えられた経験を披露。地域特有の交通事情はベテランドライバーでも把握しきれない場合があるとし、「昨日今日ドライバーになりましたよって方も安心してルートが分かる。すごいね」とAIによるデータ活用の効果に感心していました。
永岡「AIなども本当に使い方ひとつっていうところはありますが、面白いね」
山本「newmo東海の参入は今年の秋からということなんで、期待しかない」
AIがタクシー業界にどのような変化をもたらすのか、名古屋で始まる新たな取り組みにも注目してみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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