肘は曲げるの?伸ばすの?専門家が肩のストレッチを教えます。
木曜日の『CBCラジオ #プラス!』では、月末にリスナーから寄せられた健康に関する質問に専門家が答えます。5月28日の放送では「肩」をテーマに、スマートクリニック代表で整形外科医の福田誠先生が解説しました。聞き手は宮部和裕アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く四十肩とSLAP損傷の違い
最初の相談は、SLAP損傷と四十肩の違いについてです。
「肩から肘のあたりまで痛めておよそ1ヶ月。普段力仕事をしているので、放送を聞いてもしかしてSLAP損傷かも?と思いましたが、中の方が痛むので、ただの四十肩じゃないかなと確信に変わりつつあります。四十肩でもこんなに治らないんですか?」(Aさん)
SLAP損傷は野球などの投球動作をする人に多いそうで、「投げた瞬間の違和感や引っかかる感じが特徴」と説明する福田先生。
一方で四十肩は、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれるもので、「腕が上がらない」「服の脱ぎ着がつらい」「夜に痛くて眠れない」といった症状が出やすいと続けます。
一方でこんなことも。
福田「四十肩と思っていたら、実は腱板損傷だったケースもある」
症状が長引く場合は整形外科での診察やMRI、エコー検査などを受けることを勧めました。
重いものを持ち上げる時
続いて紹介されたのは、長年定置網漁をしているリスナーからの体験談です。
「魚が40キロ入ったかごを、大秤に乗せて計算するのですが、私も突然右手が上がらなくなり、『腱板の損傷ですね』と言われました。
何がいけなかったのか?それは、重い魚の入ったかごをスナッチのようにしゃくり上げて、秤に乗せるために肩とか腕を使いすぎたから。
ですので、重いものを持ち上げる時は、そっと力を入れるといいそうです」(Bさん)
このメールに対し、福田先生は「急激に重たいものをしゃくり上げるような動きは肩への負担が非常に大きい」と説明。腰だけでなく、肩も急な力には弱い関節と解説します。
さらに、重いものを持ち上げる際のポイントについて、腕だけで持ち上げないことが大事とし、膝や股関節を使い、身体全体で持ち上げる意識が必要です。
長年の作業による小さなダメージの積み重ねが、ある日突然、腱板損傷として現れることもあると注意を呼びかけました。
肘は伸ばす?曲げる?
最後に肩のストレッチについての質問も寄せられました。
「肩のストレッチは腕を伸ばした方がいいのでしょうか?肘を曲げた方がいいのでしょうか?私はゴルフのラウンド前、パターを持って肩をぐるぐる回しているのですが…」(Cさん)
この質問に対し福田先生は、目的によって変わると回答しました。
福田「例えば、肩全体を大きく動かしたい時は、実は肘を軽く曲げてた方が筋肉が緩むので、全体に動かしやすくなりますね。一方で、肘を伸ばしてしまうと肩全体の筋肉がストレッチするような状態になりますので、そういったような場合は全体のストレッチ的な筋肉を伸ばすっていうことではいいのかもしれません」
さらに、肩のトラブル予防で最も重要なのが「肩甲骨」。肩甲骨を寄せたり開いたりする体操は肩への負担を減らすと話し、デスクワークやスマホ操作で前かがみになりがちな人にも、肩甲骨を意識して動かすことを勧めました。
肩の痛みは年齢だけでなく、日々の動作や仕事の積み重ねから起こることも少なくありません。
違和感を放置せず、肩甲骨を意識したストレッチや正しい体の使い方を心がけながら、日頃から肩を労わってみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
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