勝つためにはネガティブな気持ちを直せ。中日OB・吉見一起が提言
元中日ドラゴンズ投手の吉見一起さんが、5月23日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演。試合中に不調の場合、どうしたらいいかを熱く語りました。現役時代、不調の解消に試行錯誤した吉見さん。引退後に行きついた答えを若狭敬一アナウンサーが尋ねます。
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「不調の時には肘が下がってお尻が下がる」と吉見さん。試合中どう修正するのか、前回、吉見さんは2つの引き出しを紹介しました。
引き出しその1。
一塁までの全力疾走。並びに腿上げ。
引き出しその2。
イニングインターバルのキャッチボールでワンバウンドする球を投げる。
他にも修正法があるそうです。
吉見「僕はカーブを投げられないんですけど、カーブで修正するってよく言うじゃないですか」
これは松坂大輔さんはじめ、多くのピッチャーが口にするとか。
カーブを投げられない吉見さんは、カーブを投げるイメージでキャッチボールをしていたそうです。
いろいろと試行錯誤しながら修正をしていた吉見さんですが、意識して直るものでもなく、逆に意識していなかったら勝手に直っていったこともあったそうです。
いつの間にか直る
吉見「『ヤベっ。大ピンチ来た』となった時は、調子悪いって思ってる暇がないんですよ」
例えばノーアウト、一・二塁で3番バッターを抑えたいというケース。
バントは100パーセントないが、バントをしてくれてアウトを1個貰えるとありがたい、4番を何とか歩かせて5番でゲッツー取れたら凌げる、などいろいろ考えながら目の前のバッターと対峙したそうです。
吉見「バントしてくれてゲッツー取れたらラッキー。ということは右のインハイ投げてみようかなとかって考えてたら、もう肘が下がって、ケツが落ちてるのなんか忘れてるんですよ」
ピンチを抑えた結果、不調は修正され、普段の状態に戻っている時もあったそうです。
のっている投手
吉見「結局、集中したことで気持ちと身体が乗るんですよ」
いま乗っている投手として、吉見さんが挙げたのは柳裕也投手。
吉見「柳投手は、今年バッターにすごい向かって行ってるじゃないですか」
今までの柳投手は丁寧に自分のボールを投げていたものの、際どいコースがボール判定されると「ストライクじゃないの?」と疑心暗鬼になり、カウントを悪くして自滅していたそうです。
若狭「抑えたら吠えまくるしね」
吉見「野手がエラーしたら、はあ?みたいな顔してるし」
若狭「『ざけんなボケ!』みたいな」
吉見「でも、そういう風に乗ってるじゃないですか」
のっている打者
今年の柳投手のような意識の持ち方が必要とのこと。打者の例も挙げました。
吉見「阪神タイガースの森下(翔太)君なんかは『俺にチャンスで回ってこい』しか思ってないらしいですよ」
若狭「だからあんなに打つの?」
対して、ドラゴンズのバッターは、結果としてすごくネガティブに見えるそうです。
もしここで凡退したら、最低限これはしなきゃ。いろいろ背負いながらの打席。技術を100パーセント発揮できる心構えが違うのかもしれません。
メンタルトレーナー
吉見「バッターに向かっていけという気持ちはわかってるんですよ。でも、言うのは簡単なんですけど、マウンドに立ったらできないんですよ」
現役時代、意識の持っていき方をポジティブに変えるためにどうすればいいか、本を読んで勉強したという吉見さん。しかし知識ではどうにもならなかったようです。
現役の終盤は「不調の時にイケイケにするには?」ということを考えていたとか。
吉見「それを助言してくれる人。メンタルトレーナーみたいな人がいたらどうなんだろうな?みたいなことは思ってました」
ドラゴンズも導入せよ
現役時代にはメンタルトレーナーを導入するまでには至らなかった吉見さんですが、引退後はますますその必要性を感じるようになったそうです。
吉見「試合ではこういう気持ちで行けよ。わかってるけど訓練が必要なんです」
野球のコーチとは別に精神面のコーチを導入して、普段から気持ちの持って行き方の訓練をしておくべきだと主張する吉見さん。
若狭「阪神は入れてるのかなあ」
吉見「DeNAは入れてると聞きますよね」
ドラゴンズにもメンタルトレーナーが必要だと提言する吉見さんでした。
(尾関)
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