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ネガティブ思考をしてしまう理由と脱却法

ネガティブ思考をしてしまう理由と脱却法

『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)の1コーナー「ズバリこの人に聞きたい」では、話題の本の著者や話題の人に北野誠がインタビューを行なっています。5月23日放送のゲストは『考えてはいけないことリスト』(フォレスト出版)の著者で、明治大学教授の堀田秀吾先生。著本書では他人からの評価や過去への後悔、未来への不安、自己否定や反芻思考など、考えても何も得られない思考について5つの領域に整理し、世界の学術論文に基づき考えてはいけないことと、考えないための方法を紹介しています。特に「いろいろと気になることが多くて疲れる」という方は、気持ちが楽になるヒントが得られるかもしれません。

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心配ごとの96%は問題ない

堀田先生が考えてはいけないこととして挙げるのは主にネガティブな思考。
人間はなぜわざわざネガティブなことを考えてしまうのでしょうか?

実はネガティブに考えるのは人間の本能のようなものだそう。自分の命を守るためには、さまざまなことを想像して危険を予測し、ネガティブな情報に注目しておいた方が有利というのがその理由。

ただ、ネガティブなことを考えると自分に自信をなくし、どんどん負の連鎖に陥ってしまいがちなため、そのような思考を手放すべきとのこと。

悩んでいてもその内容は8割ぐらいは起こらず、起こったとしても、さらにその8割ぐらいは解決できるため、結局96%ほどは心配しなくても良いと考えた方が良いそうです。

後悔は悪いことばかりではない

また、私たちはつい後悔しがちですが、堀田先生によれば「後悔そのものは悪くないが、後悔には種類がある」とのこと。
後悔を学びに変えることができれば人生にとって最大の味方になることもあります。

一方で、いつまでもクヨクヨ考え、あの時やり直しができればと考え続けていると、行動にブレーキがかかったり、足枷になるそうです。
研究結果からも反芻思考はあまり良いことがないのがわかっています。

結局は過去を理解した上で、未来のためにどのように行動を変えることができるかを考えられる人が、心を病まずに暮らしていけるとのことです。

自分探しに意味はない

かつて流行した「自分探しの旅」という言葉。
「今の自分は本当の自分なのか」「自分は何をすべきなのか」とわざわざ悩むような風潮がありました。その結果「自分という芯がなければならない」という結論に至るというものでした。

しかしこのことについて「『自分』というのは、本当は心理学的にはない」と語る堀田先生。どういう意味なのでしょうか?

人間にはその時の感情や相手、状況によって性格をコロコロ変えていく仕組みがあり、友だちには優しく接しながらも家族には厳しいなど、固定的なものはないのだそうです。

仮に自分探しのためと称して外国などへ旅行した場合、さまざまな人に会うことになりますが、そこでいろいろな面の自分に気づくことで、さらに自分探しの迷宮に入り込んでしまうことも。

自分探しの旅では「仕事の時に相手先の人と接している時の自分は本当の自分じゃない」や、「学生の時の自分と変わった」など、偽りの自分が存在するかのように考えがちです。

しかし、人は状況によって変わるのが当たり前で、何か「芯」と呼べるようなひとつの性格が見つかるわけではないとのこと。

堀田先生は「いろんな人に会って、好きな自分というのを見つけるのは大事だと思います」とまとめました。
(岡本)
 

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