総監督は立浪和義氏!「負けん氣クラブ」に初心者が集まるわけ
中日ドラゴンズの前監督である立浪和義さんが、中学硬式野球チームを立ち上げました。その名も「負けん氣(き)クラブ」。東海三県からセレクションに参加する選手を募り、6月の発足を目前に控えています。5月22日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、そんな負けん氣クラブでMCを務めることになったBOYS AND MENの辻本達規が、クラブについて語りました。
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辻本「中日ドラゴンズの前監督である立浪和義さんが野球チームを立ち上げたんですよ」
その名は中学生硬式野球チーム「負けん氣クラブ」。実はこのクラブ、野球界が現在抱えているとある課題にコミットしているのだとか。
辻本「大谷翔平さんの影響で野球がすごく盛り上がっている一方で、野球少年はすごく減少しているという状況があって」
過去20年間で、10代の野球推計人口は約100万人減少したというデータがあります。少年野球チームもここ10年で4割近くが消滅したと言われており、いわゆる「野球少年」が少なくなっていることが野球界では大きな問題となっています。
辻本「中学校では部活がそもそもなくなっていたり、スポーツ人口が全体的に減っていることもあって、野球もそのあおりを受けているんです」
大谷翔平選手を始め世界で活躍する日本人野球選手は多く、鑑賞するものとしての野球は盛り上がる半面、次世代の野球界の担い手が少なくなっているという現状です。
お金がかかる
ここまで野球少年が減ってしまった理由は一体何なのでしょうか?
小学生から野球をやっていた辻本は、当時を振り返りながらその要因を推測。
辻本「野球って本当に、ものすごいお金がかかるんですよね」
バット、グローブ、ユニフォーム、スパイク、鞄などなど、野球を始めようと思うと非常に多くのものを揃える必要があるとか。
さらに練習や試合で遠征することがあれば遠征費もかかり、他のスポーツと比べて初期費用や維持費が高い特徴があります。
辻本「僕、部のジャージを買わなかったこともありますよ」
こどもながらにその金額の高さに驚き、購入を控えた経験もあるという辻本。それほど費用がかさむスポーツである点が、野球少年が減っている大きな原因のひとつです。
保護者の負担
要因は他にもあります。
辻本「練習や試合への送り迎えだったり、お茶当番やコーチ当番などの保護者の負担も大きいんですよね」
最近は保護者の負担を考えて取り入れるチームは減ってきているようですが、練習や試合に保護者が参加して選手への水分補給のサポートをしたり、監督やコーチへのお茶出しを行うお茶当番や、運営をサポートするコーチ当番。
さらにチームによっては昼食の買い出しや軽食の提供も保護者が行っていたようで、その負担はかなりのものでした。
辻本「そういうのもあるから、やっぱり野球少年が少なくなっているんですよね」
金銭面の負担に加え共働きがほとんどの今、なかなかそこまでこどもの部活に付き合える保護者がいない現状も、昨今の野球人口減少につながっているようです。
課題を解決
こういった状況を打開するため、「負けん氣クラブ」は保護者へ負担がかからない仕組みで運営されているそう。
辻本「お茶くみは不要、送迎もしなくていいように公共交通機関で通うことができる場所に練習拠点を置いているんです」
家庭の都合でやりたくても野球ができなかった、そんなこどもたちに野球に挑戦できるような環境が整えられているのです。
辻本「だから立浪さんに指導をしてもらいたくて他のチームから移籍してくる子もいれば、全く初心者ですという子も参加しています」
それなりに経験のある子、初めて硬式ボールに触る子、それぞれに合った指導をしてくれるとか。
辻本はMCという立場を通じ、こだもたちと一緒に練習に打ち込みながら、熱い思いを共有していく役割を担うようです。
辻本「セレクションから始まって、チームが練習を重ねてどんどん強くなっていく様子を配信サービスを通じて見守ることもできるんですよ」
もしかしたら、未来のドラゴンズを背負う選手が誕生するかもしれません。「野球好きにはきっと楽しいと思うので、お楽しみに」と太鼓判を押す辻本でした。
(吉村)
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