シチューはカレーにはならん!迷惑なアレンジをした父に怒る娘だが
CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「華麗なる食卓」は、家庭ごとのカレーの具材に関する話題から始まったコーナーです。その後さまざまな料理や食材の話題も出ましたが、2月25日の放送では原点に帰ってカレーについての投稿を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くチンできなかった頃
「中学生ぐらいだったと思います。土曜日と夏休みは、部活に参加するために、家でご飯を食べてから学校に戻ることがありました」(Aさん)
当時、Aさんの両親は共働き。テーブルの上のご飯には、小さな傘のようなカバーがかけられていたそうです。
つボイ「蚊帳のパラソル系の小っちゃいやつ」
小高「ご飯に埃やら虫が来んように」
しかも当時は電子レンジがなかったので、ご飯は冷たいまま。
「でもカレーはインスタントであろうと鍋で入ったままであろうとガスコンロで温めることができたので、硬いご飯に柔らかいルウをかけて箸で食べた記憶がおぼろ気ながらあります」(Aさん)
小高「カレーの場合はご飯とルウを混ぜちゃえば、カレー味のご飯として箸で食べられる」
「冷たいご飯は硬いので、箸でも十分食べられるんです。今はなんでもチンができていいですよね」(Aさん)
つボイ「時代ですよね」
箸の時代
「私のこどもの頃は家族分のスプーンがなくて箸で食べ、器は皿ではなくどんぶりやお茶碗でした」(Bさん)
ある時、オリエンタルカレーの移動販売車が来たそうです。カレー粉を買うとコックさんの顔のついたスプーンがもらえて、その時に家族分のスプーンが揃ったとか。
ちなみにオリエンタルは名古屋に本社がある老舗食品メーカーです。
「それからはお皿とスプーンでカレーを食べるようになりました」(Bさん)
つボイ「この方は還暦をちょっと超えた方です」
「今でもその当時のスプーンがあります。数年前には応募券を集めて、金銀のスプーンももらいました」(Bさん)
小高「うちにも復刻版のスプーンがふたつあります」
つボイ「箸で食べていた時代が、各家庭あったみたいですね」
日本人たるもの
「うちの息子ふたりはケーキも果物も何でもかんでも箸です。貧乏性の私の作るカレーは水分でしゃびしゃびですが器用に食べます。私は育ちが良いのでスプーンじゃないと無理です」(Cさん)
小高「しゃびしゃびカレーは最後飲むのかな?どうするのかな?」
長男とお嫁さんが遊びに来た時に、ケーキを出して普通にフォークを並べたら、「あれ?箸じゃないんですね」とお嫁さんがびっくりしていたそうです。
「(息子の名前)さんから、『うちは、日本人たるもの箸で食べるべしという教育方針だ、と聞いてます』と言うんです。嘘嘘、そんな教育した覚えはないです。馬鹿息子にも困ったものです」(Cさん)
小高「日本人たるものって言うのにケーキだのカレーだのパスタだの食べとったらアカンな」
つボイ「カレーはインドのものなんだ。日本人たるもの食ってはダメだ」
小高「いいじゃん。美味しいんだもん(笑)」
迷惑なアレンジ
次は父親の思い出のカレーの話を寄せてくれたリスナーさん。
「晩御飯にホワイトシチューを食べた翌朝の話です。朝は残り物のシチューにパンをつけて食べようと楽しみにしていたんですが、朝起きるとカレーの香りがするではないですか」(Dさん)
鍋を覗き込むと、ホワイトシチューが見事な黄色のイエローシチューになっていたそうです。
「夜中に余り物に迷惑なアレンジをしがちな父の仕業です。『カレー粉を入れてカレーにしたかった』と言うんですが、まろやかなホワイトシチューがカレーになることはなく、カレー風味のシチューという謎の食べ物でした」(Dさん)
つボイ「カレーという不純物を混ぜることで楽しみを潰されちゃった」
小高「カレーになるならまだしもカレー味のシチューや。でも美味しそうですけどね」
「楽しみを潰されて怒ってましたが、不思議なことがあの味が忘れられず、父が亡くなった今では自分でアレンジするようになっています」(Dさん)
小高「ほら!なんで私がドヤ顔がわからんけど(笑)」
つボイ「お父さんの勝ちや(笑)」
美味しくできた
「リスナーさんのおたよりにあった、水を使わず牛乳で煮込む作り方でやったら、めっちゃ美味しく仕上がりました。娘にも好評でした。新たな発見ありがとうございます」(Eさん)
つボイ「水は薄めるための水です。牛乳というのはそれ自身がひとつの存在感がありますから」
小高「思ったけど、最終的にさっきのカレー味のシチューに近づいてないか?でもこれはカレーなの」
つボイ「どこで線引きするか。料理はグラデーションの世界です」
小高「上手いこと言うね」
つボイ「この間、宮本先生の講義を受けたばっかりでございます」
つボイの名言かと思いきや、CBCラジオ『キユーピーラジオクッキング』の講師を45年間務めた、料理の大ベテラン宮本和秀先生の言葉でした。
(尾関)
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